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孔子学院に高まる世界の警戒心!

孔子学院は中国の走資派指導部が表向き「中国語や中国文化教育及び宣伝、中国との友好関係醸成」を目的に設立した公的機関で、いわば中国が地球規模で行うソフトパワー戦略での「親中派育成事業」である。アメリカの大学には中国の資金で約100か所の孔子学院が設置され、全米で300の孔子教室を開いている。

最近この孔子学院に対する批判が世界に広がっている。アメリカ大学教授協会(AAUP)は今年6月、各大学に対して、孔子学院との契約を打ち切るか見直すよう求めた。その理由は孔子学院が「中国国家の一部門として機能しており、学問の自由を無視する事を許されている」という。

孔子学院では、中国の民主化や少数民族問題などを扱うことは許されず、中国文化の宣伝で中国に対するネガティブイメージを払しょくする使命を担っている。中国政府は世界中の数百の大学内に孔子学院を作ることで海外での中国研究教育を北京の走資派指導部が掌握することを目指している。

スウェーデンの国会は孔子学院が国内の教壇を中国政府に提供することになるという懸念を表明している。またカナダ安全情報局は、孔子学院が欧米諸国の民心掌握のための中国政府の試みの一部である、とのコメントを表明している。日本の大学内でも孔子学院を「文化スパイ機関」ととらえる見方が増えている。

孔子の思想については文化大革命時に批判運動が展開された。奴隷制時代の孔子の思想は一党独裁支配の中国共産党の走資派指導部には、自分たちの世界覇権の野望を隠蔽するうえで都合がよいと考えているのである。

アメリカが真っ先に軍事力で覇権を追求するのに対し、中国拡張主義は孔子学院というソフトパワー戦略を持ち、イデオロギー的浸透で自己の覇権の布石を打っているのである。さすが歴史のある国はやる事が巧妙である。中国政府のこの孔子学院のやり方は、1930年代のファシスト・イタリアが、自国の宣伝と外国人教化を狙ってアメリカの学校に「イタリア語プログラム」を国費で大量に設けた「ムッソリーニ・モデル」に酷似しているという指摘もある。

一党独裁支配の中国も現代のファシスト国家であるので、その覇権の野望がムッソリーニと同じような行動になるのである。中国軍は対日開戦を本気で計画しており、日本国内にある孔子学院に対する警戒心を高め、即時廃止するべきである。
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