FC2ブログ

米軍のアフガン駐留継続を決めたオバマ!

アフガニスタンのガニ新政権とアメリカ政府は9月30日、米軍を今年末以降もアフガニスタンに駐留させる2国間安全保障協定に調印した。西欧のNATO軍も引き続き駐留する。報道によると、この協定は米兵がアフガン法規を犯した際の裁判権は「アメリカが独占的に持つ」事になっており、事実上の刑事免責特権と言えるものである。

アフガニスタン新政府がこれを受け入れた背景には武装勢力タリバンの攻勢にアメリカ駐留軍無しに対応できないからである。タリバンはアメリカの「反テロ戦争」で倒されるまではアフガニスタンの政権を保持していたので、今でも力を持っているのである。

タリバンは声明でアメリカを「異教徒の侵略者」と非難し、ガニ新政権を「アメリカの奴隷たちがアフガン国民の前に真の姿をさらした」と批判している。残留アメリカ軍は泥沼の民族解放戦争にさらされることになる。

オバマはウクライナ新政権を反ロシアの拠点として内戦を支持し、またイラクとシリアの「イスラム国」の挑発にのせられ、「イスラム国」に空爆を行い、イスラム過激派との宗教戦争にのめり込んでいる。その背景にあるオバマの戦略は不明確で、ただ中間選挙前に「強いアメリカ」を演出するにすぎないように見える。

イスラム原理主義との宗教戦争は不毛の終わりなき戦いになる。真に重要なのは、イスラム教の世俗化であり、政治と宗教の分離なのであるが、オバマはそれを文化の力ではなく、軍事力で解決しようとしている。オバマ政権はソフトパワーを戦略として打ち出していたのに、ヒラリー・クリントンが国務長官を辞任すると、それも言わなくなった。それ以降はアメリカ外交は支離滅裂だ。

オバマの最大の失敗は社会帝国主義・ファシズム勢力となった中国拡張主義に、巧く手なづけられ、まるでナチの拡張主義を容認したイギリスのチェンバレン首相の役割を果たしていることである。オバマの非介入主義のドクトリンも、アフガンとイラクで帳消しになった。中東・アフガンをイスラム勢力との戦場にして、武器市場化しアメリカの経済回復を図るオバマの政策は愚劣としか言いようがない。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治