FC2ブログ

流動化しつつある世界を冷静に分析せよ!

アメリカがウクライナにクーデターで親欧米派政権を打ち立てた。これに対しロシアはクリミア半島を併合し、ウクライナ東部に親ロシア派を決起させた。アジアでは中国拡張主義が東シナ海と南シナ海で砲艦外交で中小国に従属国化を促している。

中東は全域で宗派争いと内戦が激化しドミノ倒しのように混乱が広がりつつある。パレスチナへのイスラエルの容赦ない虐殺は全世界の人々を憤激させている。アメリカがシリア内戦に介入しなかった事とパレスチナの惨状をみてトルコのエルドアン首相がオバマに「絶縁宣言」した。サウジなどもアメリカ離れをしている。

ロシアがキューバに接近し電子情報基地を建設しようとしている。またスウェーデンとフィンランドがNATO加盟に前向きとなり、ポーランドとバルト3国は米ロの対立で動揺している。ロシアは天然ガスを中国に売却し、EUがロシアからの天然ガス購入を削減する事に備えた。

ロシアとの経済関係を重視するドイツ国内で、またもアメリカのスパイ活動が発覚した。アメリカは欧州とロシアとの経済関係が深まることを阻止しようとウクライナ問題を利用し、対ロシア制裁をエスカレートさせているのである。

このような世界情勢の流動化を世界の人々は「地政学の復活」と形容している。安倍首相は「地球儀を俯瞰する外交」と表現している。世界中の主要国が地理を見ながら政治戦略を立てる時代なのである。つまり世界は軍事力による国境線の変更の時代を迎えたということである。

こうした世界情勢の流動化は、世界経済の危機の中で、アメリカのオバマ大統領が「息継ぎの和平」の国内重視戦略を取ったことから生まれたものである。アメリカがロシア孤立化戦略をとり、日本は中国孤立化外交を実践している。中国の侵略の矛先が日本であることは国民に対する激しい反日教育を見れば明らかだ。

アメリカに外交で追随すれば、日本はロシアと中国を敵にする事になる。これは安倍首相の中国孤立化外交の破綻であり、日本は欧州と同じように対ロシア外交で悩むことになる。こうした国ぐにの離合集散の時代には、護憲による観念的平和主義は成り立たない。自国の国防力を急ぎ強化するほかないことを指摘しなければならない。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治