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世界情勢が教える国防の法則!

世界には国家を持てない民族がある。パレスチナ人は国家も軍隊もないのでイスラエルの無差別空爆にもなすすべもなく、流民化している。クルド族も国家を持たないので絶えず戦乱の犠牲になっている。

経済が崩壊して軍隊が衰退していたウクライナは、欧米の資金援助で親欧米派がクーデターに成功したが、ロシアにクリミア半島を奪われた。軍事力で国境線の変更が進み始めたのである。

東南アジアのベトナムやフィリピンは軍事大国の中国に大きな領海と領土を奪われた。チベットとウイグルは中国覇権主義の植民地支配の状態で、信教の自由と民族の自決権すら失っている。

日本は戦後70年近くもアメリカの従属国として、アメリカの国債を大量に買わされ搾取を受けてきた。憲法9条は日本に米軍が駐留する為のもので、自衛隊は攻撃兵器を持たされていない。自衛隊のF15は爆弾を搭載できないのである。

日本は長年米軍の為に「基地受け入れ国支援」として米軍基地の莫大な地代以外に「思いやり予算」の名で多額の金を負担させられた。そのアメリカが深刻な財政危機で内政重視に戦略転換し、「同盟国の争いに巻き込まれたくない」(オバマ大統領)と言うまでになった。

日本は集団的自衛権でアメリカの「番犬国家」になっても、中国の侵略からアメリカが日本を守る保証は無いのである。必要なのは対米自立して、自分の国を自分の力で防衛できる軍事力を持つことである。

憲法9条は従属条項であり、それを「日本の宝」とうそぶく連中を私は絶対に信用しない。日本の戦後の平和は、アメリカ軍が支配しているところを侵略する国が無かったからであるに過ぎない。世界情勢が教えているのは、自国の防衛を他国に依存する民族は平和を守れないということである。

アメリカが世界の覇権を握りながらも財政危機で世界の騒乱を抑えられない状況下で、世界はドミノ倒しのように内戦・戦争・動乱に巻き込まれつつある。日本は自立し、小さくとも強力な軍事力を持ち、平和・中立の日本を築かねばならない。「非武装中立で平和を維持する」という観念的平和主義(=9条教)は亡国路線に他ならないのである。
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