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中国の「当事国同士で解決する」という欺瞞!

中国で外交を統括する楊国務委員は21日、北京で講演し東シナ海や南シナ海をめぐる問題について、「当事国同士で解決する」という中国の主張をあらためて訴えた。楊国務委員は「東シナ海や南シナ海関連の争いは、当事国が歴史事実と国際法を尊重したうえで、友好的に話し合って、解決するよう主張する」と述べ日本側に譲歩を要求した。

6月23日中国軍の孫建国副総参謀長は以下のように日本を名指し批判した。「日本の右翼政府が間違った危険な道を独断専行でどんどん進んでいくのを、平和を愛する国と国民は警戒しなければならない」また中国軍の作戦立案をする総参謀部の幹部は「日本の軍国主義の復活を警戒すべきだ」と語り、また尖閣諸島をめぐる日本の挑発が、地域の緊張を高めていると批判した。また「中国は一度も植民地を持ったことが無く、中国の夢は世界の平和発展だ」と欺瞞的原辞を弄した。

これら一連の発言は事実を知る者は呆れざるを得ない発言である。中国の「当事国同士で解決する」という発言の裏には、アジア諸国の首脳に中国政府の高官が事あるごとに語った「中国は大国であり、あなた方は小国だ」として国の分に応じた行動をとるよう求めた高圧的な態度であり、大国の中国に臣下として「従属」をもとめる姿勢がある。

尖閣で軍事挑発を続けているのは中国の側であり、決して日本ではない。彼らの軍事挑発が安倍自民党に危機感を持たせ、右傾化させているのであり、決してその逆ではない。軍国主義は社会帝国主義になった中国拡張主義の方である。

中国が「一度も植民地を持ったことが無く」というのも嘘だ、新疆ウイグル自冶区とチベット自冶区は誰が見ても植民地である。アフリカにおける中国企業のなりふり構わない資源開発は世界中から「新植民地主義」と非難されているではないか!

「中国の夢は世界の平和発展だ」というのも笑わせる。国中が拝金思想にまみれて金儲けの為なら戦争も辞さないことぐらい、彼らの砲艦外交を見ていれば子供でも分かることである。アジアで緊張を高めているのは中国であることは自明である。彼らはインドを侵略し、ベトマムに攻め込み、尖閣を狙い、中央アジア諸国を「シルクロード経済ベルト構想」で元圏に取り込もうとしている。

中国軍の高官がアメリカに西太平洋とインド洋を管轄することを申し出て、その野心の大きさから米軍の高官を呆れさせたことも広く知られている。軍国主義・拡張主義が他ならず中国の方であることは、世界覇権の分有をアメリカに提案したことに示されている。
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