中国の遠大な「新シルクロード構想」の野心!
習近平中国国家主席が提唱する「シルクロード経済ベルト構想」は、アメリカの還太平洋経済連携協定(TTP)に対抗するユーラシア大陸経済圏構想とも言うべき遠大な経済戦略である。報道によればこの構想は重慶から新疆ウイグル、中央アジア、ロシア、欧州を高速鉄道で結びつけ中国の元経済圏を中央アジア諸国に拡大・形成する一大経済戦略である。
先に中国は、上海にロシアのプーチン大統領を迎え、欧米の経済制裁と天然ガスのロシアへの依存を削減する欧州の動きに追いつめられたロシアの天然ガスを長期に購入し、金融分野での協調も実現した。ロシアにはアメリカに対抗する経済戦略は見られないが、ウクライナ問題で中国が戦略的「漁夫の利」を得たことは確かなようである。
中国の進める高速鉄道とは、川崎重工が中国国内に限るという契約で譲渡した新幹線技術を、中国が「国産」と偽って世界で売却を進めているパクリ技術である。この日本の新幹線技術が「新シルクロード構想」として中国覇権主義の目玉技術として遠大な経済戦略の柱となっている。
しかし習近平のこの「シルクロード経済ベルト構想」の弱点は政治的に不安定な新疆ウイグルのイスラム勢力の土地を通ることである。当然中国の高速鉄道はウイグル人民の標的になる。さらに中国覇権主義が中央アジアを元経済圏に取り込む狙いが、ロシアのプーチンの反発を受けることである。中央アジアはロシアの「柔らかい下腹」としてプーチンが中国の野心を許すかどうかである。ウクライナの政変でプーチンが見せた強硬姿勢が中国へも向けられるであろうか?注目される。
アメリカと欧州はプーチンのクリミア併合しか見ておらず、孤立を深めるロシアを中国覇権主義が取り込もうとしていることに無関心であることが最も危険なことである。つまり欧米はクリミアに気を取られて中国の戦略的野望に気付いていないことの危険を指摘するべきである。オバマと欧州の指導者達は内向きで、中国の深刻な野望に無関心であることは、彼らがプーチンのロシア制裁しか関心を持っていないことで明らかだ。
安倍首相は、ロシアのプーチンに中国の野心に注意する事を指摘し、アジアと欧州を結ぶシベリア鉄道の高速化への技術・資金協力を申入れ、ロシアとの経済相互依存を強め、中国の中央アジア高速鉄道の経済的価値を失わせる必要がある。腰ぬけオバマが日本のロシア接近に反対しても、ロシアと中国の戦略的分断が重要であることをキチンと説明すべきである。世界政治は戦略的「合従連衡」の時代であることを指摘しなければならない。
世界で最も危険な存在は資源輸出国のロシアではなく、中国社会帝国主義であることを欧米の指導者達に警鐘を鳴らすことが急務となっている。
先に中国は、上海にロシアのプーチン大統領を迎え、欧米の経済制裁と天然ガスのロシアへの依存を削減する欧州の動きに追いつめられたロシアの天然ガスを長期に購入し、金融分野での協調も実現した。ロシアにはアメリカに対抗する経済戦略は見られないが、ウクライナ問題で中国が戦略的「漁夫の利」を得たことは確かなようである。
中国の進める高速鉄道とは、川崎重工が中国国内に限るという契約で譲渡した新幹線技術を、中国が「国産」と偽って世界で売却を進めているパクリ技術である。この日本の新幹線技術が「新シルクロード構想」として中国覇権主義の目玉技術として遠大な経済戦略の柱となっている。
しかし習近平のこの「シルクロード経済ベルト構想」の弱点は政治的に不安定な新疆ウイグルのイスラム勢力の土地を通ることである。当然中国の高速鉄道はウイグル人民の標的になる。さらに中国覇権主義が中央アジアを元経済圏に取り込む狙いが、ロシアのプーチンの反発を受けることである。中央アジアはロシアの「柔らかい下腹」としてプーチンが中国の野心を許すかどうかである。ウクライナの政変でプーチンが見せた強硬姿勢が中国へも向けられるであろうか?注目される。
アメリカと欧州はプーチンのクリミア併合しか見ておらず、孤立を深めるロシアを中国覇権主義が取り込もうとしていることに無関心であることが最も危険なことである。つまり欧米はクリミアに気を取られて中国の戦略的野望に気付いていないことの危険を指摘するべきである。オバマと欧州の指導者達は内向きで、中国の深刻な野望に無関心であることは、彼らがプーチンのロシア制裁しか関心を持っていないことで明らかだ。
安倍首相は、ロシアのプーチンに中国の野心に注意する事を指摘し、アジアと欧州を結ぶシベリア鉄道の高速化への技術・資金協力を申入れ、ロシアとの経済相互依存を強め、中国の中央アジア高速鉄道の経済的価値を失わせる必要がある。腰ぬけオバマが日本のロシア接近に反対しても、ロシアと中国の戦略的分断が重要であることをキチンと説明すべきである。世界政治は戦略的「合従連衡」の時代であることを指摘しなければならない。
世界で最も危険な存在は資源輸出国のロシアではなく、中国社会帝国主義であることを欧米の指導者達に警鐘を鳴らすことが急務となっている。
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