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オバマ大統領の失敗は「オバマケア」にある!

大統領選の切り札であった「オバマケア」(=国民皆保険)は、中小経営者の反発を呼び、ティパーティの勢力拡大で共和党を右傾化させた。これによって民主・共和の政策のすり合わせが出来なくなり、結果国防予算の大幅な強制削除を余儀なくされた。アメリカの財政危機が外交で足下を見られる原因であり、以後オバマ外交はことごとく失敗する事となった。

シリアへの介入の回避、ウクライナ問題での弱腰、パレスチナ和平の失敗、中国拡張主義ののさばり、核開発のイランと北朝鮮への弱腰、これらはオバマの「息継ぎの和平」への転換が、同盟国への外交的な安全保障措置が取れず。オバマ自身の「同盟国の争いに巻き込まれたくない」との弱気の発言もあって、今でも世界最大の軍事大国のアメリカであるのに、アメリカの威信は失遂し、世界の主要国が多極化への動きを強めた。

ウクライナ問題はブロック化の勢力圏をめぐる線引きであり、オバマは黒海に空母を投入できなかった。同じく中国の砲艦外交の東シナ海と南シナ海をめぐってもオバマは空母機動部隊を投入できなかった。超大国の外交は軍事力の誇示を背景にして初めて思い通りの外交が可能となる。アメリカの威信の低下は目を覆うばかりだ。

オバマの今回のアジア歴訪が中国にも、中国の脅威を受けている国にも配慮した二面外交であることがアメリカ国民の失望を招いた。最近の世論調査によるとオバマ大統領の支持率は過去最低の41%となり、3月の調査から5ポイント低下した。特にオバマの健康保険政策「オバマケア」への支持率は37%にとどまった。

オバマは秋の中間選挙に向けて「TPP大筋合意」の歴史的快挙を演出しようとしているが、オバマの外交下手では、中間選挙の敗北は避けられそうもない。特にイランへの譲歩と中東和平の失敗はユダヤロビーの選挙資金拠出に影響する。米民主党が中間選挙で敗北するとオバマのレイムダック化はさらに進み、世界は流動化・混迷化する可能性が高い。

日本は対米自立し、自分の国は自分で守るようにすべきであり、頼りにならないアメリカの安全保障に、もはや期待できないことをはっきりさせるべきである。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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