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プーチンの軍事力による反撃に無力な欧米!

ロシアがオリンピック開会中なのを狙って、アメリカはウクライナの野党勢力にドル札が詰まった小包をたくさん送り付け(=資金援助)、反政府闘争を仕掛け、ウクライナの合法政権を転覆させた。欧米がオリンピックの開会式を足並みをそろえてボイコットしたのは、「同性愛者への弾圧」等ではなく、ウクライナの勢力圏への抱き込みであった。。

NATO勢力(欧米)はユーゴスラビア解体の教訓を使い、旧ソ連諸国への自己の勢力圏への取り込みを続けている。プーチンが「力による政権転覆だ」として怒るのは当然なのである。

オバマは対外軍事介入の意志も、経済力もないのにウクライナの政権転覆を策動したのは、借金まみれのウクライナをEUに押し付けて、統一通貨ユーロを揺さぶる狙いがある。オバマが恐れているのは通貨の供給を緩和している中でドルが暴落する事である。

オリンピック終了後、ウクライナの力による政権転覆に怒ったプーチンが、ウクライナへの軍事介入を議会に承認させたうえで、海軍基地のあるクリミア半島へのロシア軍増派とウクライナ国境での軍事演習を展開して軍事圧力を強めている。

オバマがロシアの動きを「国際法違反だ」と非難したが、アメリカのウクライナへの転覆策動の方が明らかに国際法違反なのである。ケリー米国務長官がロシアへの経済制裁に言及しているが、それはアメリカ経済へのマイナス要因となるので、オバマは中間選挙を控えているので制裁を発動できないであろう。

EUは初めから腰が引けている。アメリカの高官が「EUのくそったれ」と怒り、後で謝罪したのはウクライナの扱いでアメリカとEUの間が一枚岩ではない事を示している。従って日本の一部マスコミが「第3次世界大戦」等と騒いでいるのは無知な証拠であり、ユーゴスラビア解体時の国際情勢とは違い、世界中が経済停滞社会になっている中では、プーチンは軍事圧力を加えるだけで巻き返し、成果を得るであろう。

EU域内の経済後進国は、何処もが国債の償還すらままならない状態で、経済成長に失敗しているのは、EUが、域内の後進国に国債発行を促して、自己の市場にする政策が破たんしているのである。中東欧諸国は経済危機の渦中にあり、政治的に迷走している。日本がアジアへの援助で、諸国の為にインフラ建設を進めるやり方が正しかった事と好対照を示している。

ロシアにすれば、ウクライナのEU加盟を認めれば、やがてはカスピ海沿岸諸国まで奪い獲られる可能性が出てくるのである。旧ソ連圏を自己の経済圏(ルーブル圏)につなぎとめておきたいこと、また地中海に通じる黒海のロシア艦隊にとって、クリミア半島は軍事的・戦略的要衝であり、戦争をしてでも確保すべき地域なのである。

問題はEUが何処で妥協するか、アメリカが何処で妥協するかであり。プーチンはロシア人居住地域を確保するのか、クリミア地方の併合か、それともウクライナ政権への影響力確保か、その戦略目標が注目される。EUもアメリカも現状ではウクライナに派兵する力は無く、ウクライナのクーデター政権はやがてロシアと妥協を求められるであろう。

G8のボイコット論がアメリカから出ているが、オバマの内政重視の下では、もはやG8は意義を失っており、G8ボイコットは世界経済にとってマイナスとなるので、オバマの方が困ることになるであろう。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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