中国とアメリカの戦略的動きに着目せよ!
中国のナンバー2である習近平・国家副主席は11月14日から24日にかけて南アフリカ・アンゴラ・ボツナワのアフリカ資源国を訪問した。これらの諸国は中国の重要な貿易相手国で、中国とこれら諸国は、エネルギーや鉱物資源の開発協力文書に調印した。
中国とアフリカの間の貿易総額は、この10年間に10倍に拡大しており、中国の輸入品の多くが鉱物資源であり、今やアフリカは中国にとって戦略的意義を持つ地域になった。このシーレーンを防衛するため中国はミヤンマーやスリランカ、パキスタンなどアフリカへのルートに海軍基地を建設し始めている。
これに対しアメリカのオバマ大統領が同じ11月にインド・インドネシア・韓国・日本を訪問したのは、中国のアジア・アフリカへの進出と外洋海軍化に対抗するものであった。
インドとインドネシアは中国のシーレーンを封鎖できる位置にあり、いずれも中国の脅威を受けている。つまりアメリカは、中国を封じ込める戦略体制作りに乗り出しているのである。
先の尖閣事件は、アメリカの動きへの中国の苛立ちの反映であり、同時に強権的外交を世界に見せつけたのである。
北朝鮮の今回の砲撃事件も、中国とアメリカの戦略外交のぶつかりの中で起きていると見るべきであろう。中国が北朝鮮の砲撃事件に少しも反対していないことの意味を見ておくべきである。
日本は、大国である中国とアメリカが、アジア・アフリカを巡り戦略的・軍事的動きを強めていることに着目して、日本の戦略を持つべき時なのだ。
日本は周辺国との領土問題で戦略外交を封じ込められ、対米従属一辺倒を続けていくのであろうか?そうではなく中国とアメリカの戦略的ぶつかり合いを、日本の対米自立の好機と捉えるべきなのである。
中国とアフリカの間の貿易総額は、この10年間に10倍に拡大しており、中国の輸入品の多くが鉱物資源であり、今やアフリカは中国にとって戦略的意義を持つ地域になった。このシーレーンを防衛するため中国はミヤンマーやスリランカ、パキスタンなどアフリカへのルートに海軍基地を建設し始めている。
これに対しアメリカのオバマ大統領が同じ11月にインド・インドネシア・韓国・日本を訪問したのは、中国のアジア・アフリカへの進出と外洋海軍化に対抗するものであった。
インドとインドネシアは中国のシーレーンを封鎖できる位置にあり、いずれも中国の脅威を受けている。つまりアメリカは、中国を封じ込める戦略体制作りに乗り出しているのである。
先の尖閣事件は、アメリカの動きへの中国の苛立ちの反映であり、同時に強権的外交を世界に見せつけたのである。
北朝鮮の今回の砲撃事件も、中国とアメリカの戦略外交のぶつかりの中で起きていると見るべきであろう。中国が北朝鮮の砲撃事件に少しも反対していないことの意味を見ておくべきである。
日本は、大国である中国とアメリカが、アジア・アフリカを巡り戦略的・軍事的動きを強めていることに着目して、日本の戦略を持つべき時なのだ。
日本は周辺国との領土問題で戦略外交を封じ込められ、対米従属一辺倒を続けていくのであろうか?そうではなく中国とアメリカの戦略的ぶつかり合いを、日本の対米自立の好機と捉えるべきなのである。
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