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目標に集中するあまり諸矛盾が見えなくなる!

大学の若手研究者が研究に集中していると、上司の陰謀で足下を払われ大学から追い出される。優秀な営業マンが上司や同僚のパワハラで得意先を奪われ職場を追い出される。今日本の職場で多く起きている事例である。人間は目前の課題の解決に気を取られると、自分の周囲が見えなくなるものである。だからこそ友人や補佐役が必要なのである。

オバマ米大統領の課題は経済の再建であるが、その為に彼は全ての同盟国を裏切りつつある。「息継ぎの和平」への戦略転換は、同盟国の安全保障措置を取った上で進めるべきであるのに、彼にはそのような配慮が見えない。今欧州、中南米、中東、アジアのアメリカの同盟国は裏切りと疑心の目でアメリカを見ている。

中国と韓国が、戦前の日本の戦争犯罪をことさら強調するのは、自国の経済が破たん状態の中で日本を悪者に仕立て国内的批判をかわす狙いがある。過去の戦争の負債を強調し日本を軍国主義に仕立てる理由があるのだ。安倍首相が中国の侵略的野望に対処するあまり、諸矛盾が見えなくなっているのは「特定秘密保護法」が官僚の力をとてつもなく強化する内容になっている事を見れば理解できる。

人間は目標に集中すると諸矛盾が見えなくなり、矛盾の処理を間違う事になる。これは人間の特徴であるが、それをカバーするのが周囲の補佐役である。オバマも安倍も周囲の人材に恵まれていないようである。政治家の誤りは被害が大きいので、その誤りを正せるかどうかは国民の反対の声に耳を傾けられるかどうかにかかっている。

国家・民族の存続にかかわる課題である法案(特定秘密保護法)を超党派でなぜ決められないのか?国民的合意が必要な課題なのに強行採決でなぜ決めるのか?理解できない事である。目標が正しかろうと手段が間違っていればそれは誤りであり、正されなければならない。

指導者が難しいのは当面の課題の解決と同時に、付随する諸矛盾に配慮しなければならない事である。これを怠ると解決策の中に新たな敵を招く陰謀が隠されている事を見抜けないのである。オバマは中国拡張主義の野心を軽視しており、安倍には官僚の陰謀が見えていないのである。

リストラの闘いに気を取られていると、相談事案の中にとんでもない陰謀が隠されている事がある。公安の新世紀ユニオンを陥れる陰謀では、と思われる事例が時々ある。強要罪や弁護士法違反や刑事事件に巻き込もうとする陰謀に度々ぶつかる事になる。目前の問題に気を取られている時こそ,他の諸矛盾を考慮する事が重要となる。

違法行為をする気はなくても「でっち上げ」の諸条件にまで配慮しなければ、新しい労働組合を維持できない事を痛感しているのである。
                 新世紀ユニオン執行委員長 角野 守
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テーマ : 政治・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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