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アメリカが債務不履行になるとどうなるのか?!

オバマ政権と共和党の対立は医療保険制度をめぐる対立であり、このあおりで債務上限を引き上げる問題で対立し、政府機関が閉鎖に追い込まれている。もし妥協が成立しなければ、17日にはデフォルト(債務不履行)に陥ることになる。

デフォルトになればアメリカの債権が紙切れになるのである。アメリカは借金国であり、16兆7千億ドル(約1640兆円)の借金を抱えている。この約3分の1が外国が国債を保有している。その1位が中国で約125兆円、2位が日本で約111兆円、3位がブラジルで約25兆円米国債を保有している。

これらの国債が暴落すれば世界中の政府や銀行や投資家が大損し大混乱を起こし、市場は混乱し、世界的不況になる。だからと言って簡単に妥協が出来る問題ではない。オバマの看板政策のオバマケアをあきらめるわけにはいかないし、企業家達の医療保険料の支払いで利益が無くなる事態の中では共和党も簡単には譲歩できないのである。

現在交渉中の債務上限を3ケ月先送りする妥協案では、問題の先送りであり、再び危機が訪れる事になる。アメリカが債務国としての地位を利用した米国債本位制とも言うべきこの制度は、アメリカが国債を貿易黒字国に売り付けることで、代価もなしに外国の資産を利用できるようになった。これは債務国(アメリカ)が債権国(中国・日本等)を搾取することに他ならない。

アメリカは債権国にドル支配を支えるようにさせる為に、毎年のように債務上限問題を演じてきたのである。しかも今回の対立はアメリカを欧州のような福祉国家を目指すのか、それともこれまでと同じ弱肉強食の国家を目指すのか、という対立となった。オバマケアをめぐる対立は双方とも譲歩の難しい課題なのである。つまり議会の階級間の利害の調整機能が今回は働かないのである。

小さいギリシャの国債危機で全欧州が金融危機に直面した。今回は世界最大のアメリカ国債の危機なのである。この危機は政治的対立により生じているもので、デフォルトの影響は世界的混乱を生むことになる。アメリカの覇権国としての威信もあったものではない。これは一極支配の崩壊の始まりと言えるものなのである。
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