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露呈する安倍政権の「アキレスけん腱」=歴史問題!

麻生太郎副総理兼財務相が憲法改正をめぐり、ナチス政権を引き合いに「手口に学んだらどうか」などと発言し国内外から批判が高まり、発言を撤回することになった事は、安倍政権の「アキレス腱」が歴史認識にある事を改めて示した。

先月訪日したオーストラリアのスミス国防相が、菅官房長官に「歴史認識問題で、日本は戦後築いてきたアジア太平洋地域での信頼を揺るがしかねない」と安倍政権への不信感を表明した事は、オバマ政権と同じ危機意識を持っている事を表明したものであった。

安倍首相自身が、日本の中国大陸への侵略を認めず、朝鮮への植民地支配についても否定的で、その判断を聞かれると「その判断と定義は歴史家に任せる」と語ってきた事は広く知られている事である。

日本の国民の多くが、戦前の日本の戦争が不正義の侵略戦争であった事を認めている。ひと握りの右翼勢力が侵略戦争を美化し、歴史の書き換えを企んでいることで日本の国益が損なわれている事は憂慮すべき事である。

一握りの右翼勢力は日本の戦争で東南アジアの多くの国ぐにが植民地から独立した事を例に挙げ、さも正義の戦争であったかの脚色を行う。しかしそうした国々の独立は、戦争が歴史打開力を持つ事の証明でしかなく、戦争が正義の戦争か不正義かの区別とは全く関係が無いのである。

旧日本とアメリカの戦争は、どちらから見ても強盗の戦争だったし、日本軍のアジア諸国への侵略はどのような旗印を掲げようと、侵略戦争だった事は明らかであり、歴史的に見て疑問の余地なく日本は反省し、謝罪しなければならない事であった。「勝てば官軍」との言葉が示す通り、現在アメリカに従属している日本は、アメリカの歴史認識に従う他ないし、またそれが正しい歴史なのである。

不思議なのは、歴史認識を書き変えようとする者が、アメリカに忠実な対米従属派である事だ。我々は対米自立を掲げるが、歴史を書き換えようとは思わない。日本の侵略戦争は正当化できるものではない事は、日本軍がアジア諸国人民に当時した事を見れば明らかなのである。

人類の歴史は階級闘争の歴史であり、また戦争の歴史でもある。つまり戦争には歴史打開力があり、その戦争を勝利した側がその戦争を定義付けるのである。歴史を書き換えて何が得られるというのか?日本軍国主義の復活のありもしない宣伝材料を中国や韓国に与えるだけではないのか?

実際には、日本は平和国家であり、軍国国主義など見当たらないのに、なぜ歴史を間違った方向に書き変えようとするのか?愚かと言うしかない。右翼の人達は戦争の歴史打開力について学んだ方がいい。間違った歴史認識を振りまく愚を正すべきであろう。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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