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アメリカの戦略転換とオバマの役割!

第二期オバマ政権は財政再建を主要な任務とした政権であり、10年にわたる「反テロ戦争」の結果である膨大な財政赤字を削減する為、一時的戦略的後退も受け入れる、言わば「息継ぎの和平」(帝国主義的和平)で、覇権国アメリカを経済的に立て直す事を政権の使命としている。

しかしアメリカ議会は捻じれており、緊縮財政・医療制度をめぐり野党共和党との対立は激しいものがある。いわゆる「財政の崖」問題は、民主・共和の一時的妥協であり、根本的解決とは程遠いのである。

オバマは、現在アメリカがいかなる国際紛争に巻き込まれることも恐れており、内政重視に集中している。軍事予算の大幅削減で米軍は兵器開発の中断・軍部隊の削減とコンパクト化を選択せざるを得ず、さらには日本など同盟国との軍事一体化を進めなければ、アジアにおける米軍の再均衡戦略は成功しないであろう。

アメリカの内政重視は、世界の多極化の傾向を一段と強めている。アメリカのアジア重視とは「軍事的再均衡」を掲げ、中国の軍拡を恐れるアジア諸国をアメリカの兵器市場化する狙いが隠されている。つまり世界情勢の特徴は主要国が経済危機からの脱出を競う局面と言えるのである。

これを成し遂げなければ軍拡競争を行う財政的余裕はどの主要国もないのである。唯一の例外が中国であるが、その中国でも経済建設と軍拡には長期の時間が必要なのである。

日本は防衛力を増強して、中国の拡張主義的暴走に備えなければならない。「息継ぎの和平」のアメリカには日本を防衛する財政的余裕は当分の間ないので有るから、対米自立の必要条件を強化していくほかないのである。

特に社会帝国主義となった中国は、国内の経済危機・政治危機次第で対外戦争を決意する危険極まりない政権で有る事を日本国民は肝に銘じる必要がある。
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