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オバマ政権の「息継ぎの和平」の役割を明確にせよ!

イランの核開発や北朝鮮の核・ミサイル挑発、さらにはシリア問題、中国拡張主義の砲艦外交などに対するアメリカ外交の消極性が目立っている。オバマ政権は何よりも紛争に巻き込まれる事を極端に恐れているのである。

アメリカはブッシュ政権時のイラク戦争とアフガン侵略戦争で莫大な戦費を使い、深刻な財政危機に直面している。つまりアメリカは現在帝国主義的和平の局面なのである。アメリカは世界の覇権国としての地位を失わずにいかに経済的力を回復するかが課題なのである。

従ってイラン問題では経済制裁だけ、アフガンからは撤退する。シリアの内戦は巨大な武器消費市場として内戦が長く続く事を願い、出来るだけ介入を避ける。北朝鮮も現状維持以外の進展は望まない。アジア重視のオバマの軍事戦略は、膨張する中国軍の砲艦外交に対し、アジア諸国を武器市場としながら軍事均衡を目指していく、これがアメリカの現在の戦略に他ならない。

アメリカは中国や北朝鮮やイラン、シリアで紛争に巻き込まれる事を極端に恐れている。なぜなら戦争できない財政上の危機を表面化したくないからであり、アメリカ経済を再建するのがオバマ政権の中心任務であるから、それ以外の紛争には係わりたくない、と言うのが本音なのである。

だから尖閣諸島の領有権でも、アメリカ政府は介入しない事を中国に伝え、日本には尖閣諸島は日米安保の対象であるという、ある意味二面的政策を取っているのである。

中国は、アメリカが「息継ぎの和平」局面にある事を読んだ上で、アフリカやアジアで自己の戦略的橋頭保を築き拡大し、アメリカとの覇権の分割戦を想定した軍事力強化の時間を稼いだという現状認識なのである。

つまりアジアをめぐる戦略関係は、衰退するアメリカ、勃興する中国のせめぎ合いの中で、アメリカが内政重視を当分の間続ける以上、アジア諸国は中国拡張主義の矛先を正面から受ける困難な戦略的局面に遭遇しているのである。

すでに明らかなように新興の中国社会帝国主義は、その内的脆弱性から、外への凶暴性を内包している。日本は中国政府が自国の国民に対し、悪意のある反日教育を長年続けてきた事の戦略的意味を読み誤ってはいけないのである。

日本は一日も早く自立し、自分の国は自分の力で防衛する事を基本に防衛戦略を持つべきであり、アメリカの「息継ぎの和平」への戦略転換と中国拡張主義の危険の下では、それを躊躇すべきではないのである。
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テーマ : 政治 - ジャンル : 政治・経済

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