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犯罪大国アメリカの矛盾と苦悩!

アメリカではテロや凶悪犯罪が急増している。ボストンでの爆弾テロに見られるように犯罪に使われる武器も数多いのが特徴である。従乱射事件の犯人が自宅にたくさんの武器を収集していた例が多い。

リストラされた労働者が職場に乗りこんで銃を乱射したり、学内で銃を乱射したり、強力な武器で武装した個人が暴発する例が増えている。銃規制の必要がその度に叫ばれる。

アメリカは世界最大の刑務所大国で、現在アメリカでは約220万人が刑務所に収監されている。日本の場合は7万人なのだから如何に多いかがわかるのである。このほかにアメリカには約700万人が仮釈放中などで司法当局の監視下にある。

刑務所の中に黒人・白人・中南米の別々のギャング組織が出来ているのである。刑務所内の暴力が激しく、囚人は自分の身を守るためにギャングに入るというのである。このため刑務所を出た後の再犯率が高く、収監者が釈放後の3年以内に逮捕される確率は3分の2だというのである。

アメリカ社会では今年に入って検事補・検事夫妻・刑務所の矯正局長・市警関係者・保安官等が殺害されており、権力機構がギャング団に狙われている。つまりアメリカ社会の脅威はイスラム過激派だけではなく、国内の犯罪組織が凶暴化しているのである。

犯罪者が強力な武器で武装しているのに、銃規制などできるわけがない。乱射事件の度に銃規制の必要性が叫ばれるのに、規制できないのは悪人たちが武装しているのだから、市民から防衛する武器(権利)を取り上げることは不可能なのだ。

アメリカは自由化・規制緩和で残業代が払われず、解雇も自由になっている。日本はTPP参加でアメリカ・ルールの導入が求められているが、それは日本社会の犯罪の増加というアメリカ社会と同じ事態を招くことになるのは確実である。

新自由主義の「強欲の資本主義」は犯罪の急増で社会的崩壊を招くことを知るべきだ。
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