FC2ブログ

人間の傾向性について!

人間は過去に実践し巧く成功すると、次回も同じ手法で成功すると思いこみ、同じことを行うものである。これを経験主義というのだが、今の北朝鮮がそれである。

過去に瀬戸際外交が成功し、アメリカから見返り援助を獲得した経験から、今回も得意の瀬戸際外交を展開しているのだが、北朝鮮の新しい指導者は親父の時とは政治的諸条件が変化したことが分かっていないので、ついつい軍事恐喝をエスカレートし、振り上げたこぶしを下ろすには「偉大な指導者」のメンツにかかわるので「無慈費な」軍事的脅迫を重ねることになる。

ここまで脅迫し、政治目的を未だに達成できない理由を、北朝鮮の若い指導者(刈り上げ君)はおそらく分かっていないのであろう。指導者の失敗の多くは、経験主義や、怒りを政策に変えた場合に起きるのである。

金正日の時との違いは、アメリカが戦争で疲弊し財政危機で「息継ぎの和平」の局面に移行し、見返り援助を与えられない事、さらに北朝鮮がアメリカ大陸に届く長距離ミサイルの実験をしたことで、アメリカの容認できないラインを越えたことである。

アメリカの金融資本はユダヤ資本であるのでイスラエルの脅威になるアラブの核保有を認めるわけにはいかない。北朝鮮の核保有をアメリカが容認出来たのは、北のミサイルが韓国と日本を射程に収める枠内での事である。

アメリカは、韓国と日本を従属国とする枠内で、北朝鮮の核とミサイルを容認したのであり。アメリカに対し北朝鮮が核抑止力を持つことは、アメリカが自国を犠牲にしてまで韓国と日本に核の傘を保障できないこと、つまり北の核保有の容認が韓国と日本や中東諸国の核保有を促す事になるので、今回の北朝鮮の恐喝外交は成功しないことになる。

人間が同じ手法にこだわるのは、盗人が同じ盗みの手法を繰り返すことと同じで、成功が忘れられないのである。北朝鮮の今回の軍事的脅し(瀬戸際外交)は成功しないこととなる。同じ手法を繰り返しても、戦略的諸条件が変化している事を北朝鮮の指導者が分析できていないところに指導者の若さが表れているのである。
スポンサーサイト



テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治