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北朝鮮の「無慈悲な攻撃」の脅しについて!

軍事独裁国家の最高指導者の強硬発言をどうとらえるのかは政治的に重要なことである。北朝鮮の軍事的挑発の数々が、いつもの瀬戸際外交なのか?それとも他に狙いがあるのか?実際に核兵器を保持しているだけに「言うだけ詐欺」と笑ってはいられないのである。

アメリカが深刻な財政危機で有ることは北朝鮮も知っているはずで、オバマが経済再建の為に平和を必要としていることも知っている。知っていて戦争の危機を高めているのは、この機に(=アメリカが戦争できない時期に)戦争を煽り何かを得ようとしているのである。

中国の偉大な指導者であった毛沢東は冷戦時代にアメリカの経済封鎖をうち破ったが、それは「ソ連が東を撃つと見せかけて西を狙っている」事を暴露して、ソ連が西ヨーロッパを侵略しようとしていることをアメリカ側に認識させたのである。

この後、アメリカはアジア重視からヨーロッパ重視に戦略を転換した。これがニクソン訪中につながったのである。ヨーロッパではこの後東西の軍拡競争が始まり、その結果ソ連は軍拡で経済的に疲弊し、アフガン侵略から、崩壊の道筋をたどることになる。

北朝鮮はアメリカの経済封鎖を打破したいのであり、アメリカが核保有国として認知する事を狙いとしていると見て良い。しかし戦略関係から見てアメリカも中国も半島の対立構造の現状維持で一致しているので北朝鮮の狙いは空回りとなる。北朝鮮にアメリカの戦略を動かす政治力は無いので軍事的脅しを繰り返すのである。

北朝鮮は核放棄では体制を維持できないと見ており、アメリカは核を放棄しなければ制裁は辞めないので、いくら過激な「無慈悲」な脅しをしても経済封鎖は打破できないのである。したがって北朝鮮が一定の軍事行動に出る危険は高まっており、ここまで危機を煽り、何もしないで矛を収めることは「偉大な指導者」の「権威」を考えると出来ないであろう。

北朝鮮が軍事的冒険主義に踏み出すのかそれとも、国内的な政治的狙いが他にあるのか?注目される点である。
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テーマ : 北朝鮮問題 - ジャンル : 政治・経済

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