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アメリカの反テロ戦争は完全な失敗だった!

アメリカが10年間にわたりアフガニスタンと中東で進めた「反テロ戦争」は、逆にイスラム原理主義勢力を拡散し、戦線を拡大しただけでなく、無人機によるミサイル攻撃の誤爆がアフガニスタンやパキスタンで人々の恨みを増幅し、テロリストを拡大再生産することになった。

アフガニスタンだけでなくパキスタンでも原理主義勢力を拡大し、アラビア半島から北アフリカまで原理主義のゲリラが跋扈するようになった。フセイン後のイラクはイランと同じイスラム・シーアー派が政権を握り、内戦状態のシリアでは原理主義ゲリラが力を拡大している。

リビアから流出した武器が中東・北アフリカに拡散しマリ北部は戦場となり、アルジェリアも原理主義武装勢力の攻撃対象となった。アメリカの進めた市場のグローバル化は、逆に世界市場を政治的に荒廃させている。

米軍需産業は利益を上げた10年だったが、アメリカは深刻な財政危機となり、ついに「息継ぎの和平」へと戦略転換を余儀なくさせることとなった。アメリカは当分の間経済再建を重視し、戦争が出来ないことになり、世界で反米勢力が跳梁跋扈する局面となった。

イスラム原理主義武装勢力だけではない、アジアでは中国拡張主義が東シナ海と南シナ海を内海化し、日本の南西諸島の占領をうかがうことになった。中国はアメリカの覇権に挑戦しており、その「接近拒否戦略」で、すでに米空母艦隊は中国沿岸に近寄れない状況となった。

中国はアフリカでも労働者100万人を派遣し資源開発に躍起となり、中南米に開発基金を作りアメリカの利権を切り崩しつつある。イスラム原理主義と中国覇権主義をのさばらせた点でアメリカの戦略的失敗は明らかである。

今のアメリカは中国に国債を買ってもらわないとやっていけない。つまり中国と、軍事的・経済的に事を構えることはできないのである。南シナ海や尖閣諸島をめぐる中国の強引な領土拡大の砲艦外交は、自己の戦略的優勢を確信していることに裏打ちされている。決して社会帝国主義を舐めてはいけないのである。

日本は自分の国土は自分で守る決意を持って南西諸島の軍事的備えを固めなければならず、自主外交でロシアとの戦略的関係を強化する事が急務となっている。
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