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安保理の北朝鮮制裁強化について思う事!

国連安全保障理事会は22日、北朝鮮長距離弾道ミサイルの発射問題で、安保理決議違反として制裁強化を全会一致で採択した。

今回の制裁強化にはアメリカの意向に中国が譲歩した事が特徴である。中国は北朝鮮を刺激したくないとする態度を変えたのである。つまりアメリカも中国も朝鮮半島の現状維持(対立関係の固定化)で一致したのである。

アメリカは財政上の制約から、現在「息継ぎの和平」に戦略転換しており、戦略的変更は望まないのである。つまり北朝鮮の核・ミサイル開発はアメリカが日本と韓国を従属下に置く上で必要な事であり、北朝鮮の孤立化で半島の対立関係を温存出来ることになる。

中国の戦略は、アメリカの相対的衰退まで日本と韓国を従属状態にして置き、アメリカがアジアから撤退するときに、アジアの覇権を握ることにある。拉致家族会の人達が北朝鮮への制裁強化を望み、支持している事は心情的には理解できるが、制裁強化は実は拉致家族が帰ってこれない事なのである。

拉致された人達を早く取り返すには北朝鮮を国際社会にむかい入れ日本が戦争賠償支払いの話し合いに応じる必要がある。自由貿易は北朝鮮の独裁体制を早期に瓦解させることになる。これは歴史的に見ると、徳川幕府が鎖国政策で長期に存続し、開国すると崩壊した事と同じで、北朝鮮を孤立させては、金王朝は存続することになる。

ところが徳川幕府に反対する勢力が実際には開国に反対したのである。歴史にはこうした捻じれがよく起きるのである。拉致被害者家族連絡会が早期に拉致された家族を取り戻すには、北朝鮮に対する制裁強化の孤立化ではなく、北を国際社会(自由貿易体制)にむかい入れる方が解決が早いのである。

この政策はアメリカの意向とは食い違うが、朝鮮半島の対立関係を終わらせる方向へ日本外交の舵を切るべきなのである。つまり対米自立の自主外交が必要なのである。拉致被害者家族連絡会がこの事を早期に理解される事を祈るばかりである。
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