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EU離れを始めたイギリスのキャメロン首相!

イギリスがEUから切り捨てられようとしている。単一通貨ユーロに参加せず、EUの予算増額に反対し、政府債務危機を克服するための欧州中央銀行によるユーロ圏の銀行監督の一元化に、イギリスは不参加を表明した。

キャメロンのEU離れは、ギリシャ危機等がマスコミで多く報道されたため、国民の間でEU統合に疑問が出ている事が背景にある。支持率の低いキャメロンが世論に迎合しているのである。イギリスの国民の56%がEU脱退支持である。もちろんEUへの拠出金が増える事や、イギリス経済の柱である「シティー」にEUの規制が強まることも反発の背景にある。

しかしこのイギリスのEUからの孤立化は、世界の経済のブロック化への逆流であるが、イギリス経済に重大な打撃を与える事になるであろう。イギリスの輸出の50%以上がEU向けであるで、キャメロンがユーロ懐疑派に迎合する危険は大きいのである。

イラク戦争やアフガン戦争等、アメリカの戦争路線ではイギリスは貴重なアメリカの同盟軍としての地位を果たしてきた。しかしオバマ政権が「息継ぎの和平」に戦略転換し、経済の再建が戦略的課題となり、EUとの自由貿易がアメリカの求めるものである。イギリスはアメリカの一番の同盟国としての地位すら失いかねないのである。

アメリカは同盟国イギリスがEUに残る事を望んでいる。ドイツとフランスはすでにイギリスを「見限って」おり、欧州統合をイギリスにはお構いなしに進める姿勢を示している。いつになるか解らないが、イギリスのEU脱退に対する国民投票が世界の注目を集めることになるであろう。

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コメント

No title

初めてメールさせていただきます。

タイトルの ”日本民族の対米自立を目指すためのブログ” の心意気には賛同いたします。
しかし、”世界の経済のブロック化へ逆行する動き” は、これからの世界にとって、日本の未来にとって、必ずしも望ましくない事なのでしょうか?
私は、このような見方の対極に有る見方のご見解も、一度お伺いしたいものだと思います。
また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

ブロック化について

ブロック化は世界市場を分断し、世界を勢力圏の争いに巻き込みます。つまり戦争の道です。ウクライナの武力クーデタ―とクリミア半島のロシアによる併合は勢力圏争いによる国境線の変更です。
望ましいかどうかではなく否応なく戦争の道に進むということです。

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