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日本と中国の軍事戦略関係について!

中国軍内には日本と開戦し、30年代のかっての仇を討ちたいと考えている大きな勢力が存在する。
現在の中国軍高官が「日本は我が国の敵ではない」「日本の軍事力は戦術レベルのものである」「戦略的には日本は中国に対抗できない」と考えているのは正しい。たしかに日本は戦略兵器を保持していないのである。軍人の数でも日本は中国軍の1割に過ぎない。(戦略兵器とは核ミサイルであり、空母であり原潜である。)

したがって現在日本は、アメリカとの従属同盟に依存し、アメリカの「核の傘」の下にいるわけである。しかしそのアメリカが財政上の制約でしばらくは戦争できない局面(=「息継ぎの和平」)にある。つまり中国は日本に対し戦略的攻撃は出来ないが、戦術的戦争を仕掛けることはできる局面にある。

そこで通常戦力を見ると海上戦力(戦闘艦・潜水艦・対潜兵器)では日本の方が上回るが航空戦力ではF15の第3世代機の数ではすでに中国の方が戦力は大きい。中国海軍は日本列島線で封じ込められないよう、南西諸島の占領が軍事的課題であり、そのきっかけが尖閣諸島であると見ていい。単に尖閣地域の海底油田だけが狙いではないのである。

中国はすでに航空母艦や上陸強襲艦を保持しており、戦略兵器を保持していない日本の自衛隊を舐め切っている。問題はアメリカが日本の尖閣諸島を防衛する気があるかだが、アメリカが竹島にとった傍観者としての態度を見ると、ほとんど期待できないと見なければならない。小さな無人島の防衛に、アメリカが核戦争のリスクを負うとは思えないのである。

つまり中国経済の破綻と、腐敗した党官僚批判の運動の高まり次第で、中国軍の尖閣占領があり得るのだ。問題は日本が中国軍の占領をやらせたうえで取り戻すのか?(その力があるか?)それとも尖閣を含む西南諸島の防備を固めて、中国海軍の軍事行動を諦めさせるか?の選択である。

日本が対米自立し、自分の国は自分で守ろうとするなら戦略兵器の保持が軍事的・政治的課題となる。しかし国民の核アレルギーがそれを許さない可能性がある。核は相手が保持していない場合使用する事が出来る。日本が核を保持しない場合は被災の覚悟がいるであろう。自立して核の傘だけ借りるという訳にはいかないであろう。

以上のことから、中国は日本の自立を妨げ、アメリカが衰退しアジアから引き上げる時に、アジアの覇権を確立しようとの戦略であると見るべきであろう。日本は早期に自立しつつ、自らの力で自国を防衛する道を模索しなければならないのである。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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