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日銀国債引き受けとFRBのコイン引き受け案!?

世界の主要国が財政危機に直面して財政確保に頭を絞っている。安部首相はこれまでタブーとされてきた国債の日銀引き受けで財源を確保し、公共事業で夏の参院選までに景気を回復に向かわせようと目論んでいる。民主党政権時に「バラマキ」と言って子供手当に反対しておきながら、自分が政権を取ると公共事業の「バラマキ」である。身勝手にも程がある。

アメリカではイラク戦争とアフガン侵略戦争の戦費を誰が支払うかで民主・共和が対立し政府債務が上限の約16兆4000億ドルに達し、デホルトの恐れが出ている。報道によればオバマ政権は額面が1兆ドル(約88兆円)のプラチナ硬貨を発行し、FRBに預け、財務省の口座に計上して決済に使う案を検討しているらしい。

半官半民の日銀は、政府が一定程度圧力をかける事が出来る。しかしアメリカのFRBは株式会社なので財務省証券(国債)を引き受けさせられない。そこで政府が「記念硬貨」(何の記念硬貨か?)を発行する奇手を考えているというのである。

要するにインフレ政策なのだが、同時に自国通貨の切り下げ競争でもあるが、国民の側からすれば預貯金の目減り政策なのである。アメリカのように借金国ならドル価値の低下は借金の目減り(債権国の搾取)であり、それが戦略的金融政策になるのだが、日本のように債権国の場合は戦略とはなりえず、夏の参院選までの公共事業の財源確保策と輸出企業へのテコ入れ策でしかない。

要するにこのような財源確保は危機の先送りであり「われ亡き後に洪水は来たれ」というブルジョアジー特有の世界観が反映した政策なのである。財政赤字には増税と緊縮財政で対応するほかないのだが、政治家としては自分の悪評になるのでこのような安易な政策となる。そしてその事が資本主義の危機をさらに拡大していくこととなる。
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