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安部首相の「三本の矢」は成功するか?

安部首相は公共事業、金融緩和、成長戦略を「三本の矢」と呼んでいる。いわゆるアベノミックスと呼ばれる政策は具体的には資金供給によるインフレ政策、13兆円余りの補正予算、円高是正による経済成長を進めるもののようだ。

財政の限界があるのに予算をバラ撒き、国債の日銀引き受けで資金を供給する、金融緩和で円安が進んでも、それで実体経済が成長するとも思えない。なぜなら輸出先のアメリカやEUや中国は深刻な不況なのである。

安部首相の政策で欠けているのが所得政策だ。最終消費の個人消費が減り続けているのだから、最低賃金を大幅に上げ、さらに春闘で大幅な賃上げが行われないと国民経済の成長は一時的部分的なもので終わるであろう。ゼネコンは潤うが、国の借金が増え、物価が上がり、国民の金融資産が目減りするだけである。

現在の日本経済は賃下げによる消費不況であり、所得政策が平衡して取られなければ設備投資はおこなわれず、国民経済の発展は起こり得ないのである。中国は隠ぺいしているが実際はマイナス経済であり、アメリカも財政危機は続いている。緊縮財政で不況になり、株価急落は避けられない。欧州の金融危機は続いており、次はフランスが危機になると言われている。

したがって日本経済に必要なのは持続的内需であり、個人消費の向上である。公共事業はたいして波及効果はなく「成長戦略にはなりえない」のである。円安で一時的に輸出が増えても、すぐ円高になり輸出の製造業はすぐに駄目になる。それはこの間繰り返してきたことだ。問題は土木資本主義から転換することであり、ハイテク分野の内需を作り上げることである。

したがって安部首相の「三本の矢」の政策は、夏の参院選に向けた政治的政策としては効果を上げるかもしれないが、成長戦略としては難しいのである。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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