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朝鮮学校への高校授業料無償化を適用すべきだ!

安倍首相は文部科学省に朝鮮学校を高校授業料無償化の適用対象外とするよう指示した。また拉致被害者家族会はこの安倍首相の「圧力」を支持した。

我々はこの政府の決定は誤りであると考える。在日朝鮮人の人達が日本で生活せざるを得ないようにした歴史的な経緯(それは明らかに日本の歴史的誤りから生じた)を考慮し、北朝鮮政府の対応とは分けて考えるべきものである。

また北朝鮮政府の最高指導者が交代したことを考慮し、柔軟なシグナルを送るべきであった。拉致問題は日本が自立し、北朝鮮と平和条約と戦争賠償の話し合いに応じないと解決できないことを知るべきだ。

圧力を加える、外交的封じ込めは北朝鮮の最悪の王朝を存続させるようなものなのである。徳川幕府が鎖国政策で長く続いたように、自給自足の経済は封じ込めれば長続きするのである。逆に市場経済に取り込めばたやすく政権が崩壊するのである。

北朝鮮への「圧力」が半島の冷戦構造を温存する、そのことにアメリカと中国政府の思惑が合致するのである。北朝鮮の敵対的な戦略兵器の開発は、日本と韓国をアメリカの従属下に置く事が可能となる。今の北朝鮮は中国の影響化にあり、中国は北朝鮮を存続させることに、戦略的緩衝地帯としての価値を見出している。

安倍首相が北朝鮮との関係改善の意思が無いのは、アメリカの意向を尊重したいがためである。小泉のような果敢な外交は彼には出来そうもない。北朝鮮の独裁に対し日本は在日の人たちに平等な対応を取ることで母国(独裁政権)との矛盾を拡大するように仕向けることが重要なのである。

政府が、在日の人達への温かみのある対応を取るべき時だと思うのである。それが北朝鮮の新しい指導者への重要なシグナルとなるであろう。
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