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総選挙で自民はなぜ勝てたのか?

日本の選挙は大新聞が誘導する結果で決まる。今回もそうだった。大新聞が橋下維新を煽りたて第三極票が割れる。さらには選挙中に世論調査を発表し、自民大勝を強調する。そうすると投票率が下がり自民に有利になる。

安倍が憲法改正を打ち出すと大新聞が大々的に報じ、選挙の争点が原発やTPPや消費税増税からそれてしまう。いわゆる争点隠しである。

得票率をみると自民の票が増えたわけではない。野党の票が割れたことによる自民勝利なのだ。橋下維新は政策で見ると自民と変わらない。まるで別動体だがマスコミが煽りたてると、民主や、未来の票の食い合いになり自民が有利になる。

安部自民の再登場は日本国民にとって最悪の政権だ。インフレ政策で国民経済が再生するはずがない。国民の金融資産は目減りし、国の借金が増えるだけだ。今更公共事業で経済への波及効果など上がるわけがない。

自民が勝てたのはアメリカにとって自公政権が都合が良かったからである。アメリカ言いなりで財政の崖に直面している中で、満足に世界戦略を展開できないアメリカは日本に国際貢献をやらせる以外ないのである。

安倍の集団的自衛権の憲法解釈の見直しは、対米従属下のアメリカの戦争路線に追随する道なのである。日銀に圧力を加えて日銀券を大規模に市場に出しても課題である個人消費が増えるわけではない。借り手がいないのだから安部のインフレ政策は投機資金を供給するだけなのだ。

日本経済は公共事業をばら撒いても景気が良くなるわけがない。ますます国民が生活しにくくなるだけなのだ。国民は民主に裏切られ、今度は自民にがっかりすることになる。
来年夏の参院選では再び自民に勝たせると日本の右傾化が一気に進むことになる。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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