北朝鮮問題での読者の意見について答える!
(1)「拉致問題」というのは正しくない「捕虜問題だ」との主張について
朝鮮戦争はすでに休戦協定が結ばれており、しかも民間人を拉致しているので、これを戦争中の捕虜だという主張は間違いである。さらに言えば、北朝鮮政府自身が「拉致問題」と表現している。
(2)北朝鮮というのは蔑視する言い方か?
我々がこのブログで使用している国名はすべて略称を用いている。アメリカ合衆国は、米国もしくはアメリカ、中華人民共和国は中国、北朝鮮は蔑称ではない。朝鮮民主主義人民共和国という国名が実体にそぐわないという点はある。北朝鮮が世界から尊敬される国になるには王朝のような個人独裁をやめ、国民を飢え死にさせない善政が必要である。
(3)北朝鮮のミサイルは戦争を防ぐためか?
先軍政治を批判するのは間違いか?
冷戦の産物として北朝鮮に軍事党官僚に立脚する軍事独裁政権が生まれたことは事実である。その政権が3代にわたり最高指導者が王朝のように世襲していることも事実である。その政権が「先軍政治」「強盛大国」を語り100万以上の軍隊を保持し、国民を飢えさせていることも事実である。
国民経済を発展させることで軍事力の経済的基盤が大きくなるのだが、この国は冷戦時に旧ソ連や中国からの援助で軍隊を建設した歴史的経緯から、そもそも経済基盤を建設する意識が無いので、今日の事態を招いたのである。
私は北朝鮮の核開発とミサイル開発は亡国路線だと考える。国民の支持の無い政権が長続きするわけがないのである。
今では北朝鮮はミサイルと核で日本と韓国を恫喝し、アメリカから見返り援助にありついてきたことも事実である。従って北朝鮮を資源地帯の中東と同じように見るのは間違いなのである。
中国とアメリカは半島情勢の現状維持で合意しており、したがって北朝鮮がシリアのような武器消費地になるわけがない。北朝鮮は武器購入の支払い能力がまるでないのである。北朝鮮はミサイルと核開発の前に治山治水をおこない、国民を飢えさせない善政をおこなうべきであろう。北朝鮮の「先軍政治」は亡国路線であり、国民を一層困難に追い詰めるものであると考える。
したがって北朝鮮の国家としての存続を願う立場から「先軍政治」を批判することは正しいと考えるものである。
朝鮮戦争はすでに休戦協定が結ばれており、しかも民間人を拉致しているので、これを戦争中の捕虜だという主張は間違いである。さらに言えば、北朝鮮政府自身が「拉致問題」と表現している。
(2)北朝鮮というのは蔑視する言い方か?
我々がこのブログで使用している国名はすべて略称を用いている。アメリカ合衆国は、米国もしくはアメリカ、中華人民共和国は中国、北朝鮮は蔑称ではない。朝鮮民主主義人民共和国という国名が実体にそぐわないという点はある。北朝鮮が世界から尊敬される国になるには王朝のような個人独裁をやめ、国民を飢え死にさせない善政が必要である。
(3)北朝鮮のミサイルは戦争を防ぐためか?
先軍政治を批判するのは間違いか?
冷戦の産物として北朝鮮に軍事党官僚に立脚する軍事独裁政権が生まれたことは事実である。その政権が3代にわたり最高指導者が王朝のように世襲していることも事実である。その政権が「先軍政治」「強盛大国」を語り100万以上の軍隊を保持し、国民を飢えさせていることも事実である。
国民経済を発展させることで軍事力の経済的基盤が大きくなるのだが、この国は冷戦時に旧ソ連や中国からの援助で軍隊を建設した歴史的経緯から、そもそも経済基盤を建設する意識が無いので、今日の事態を招いたのである。
私は北朝鮮の核開発とミサイル開発は亡国路線だと考える。国民の支持の無い政権が長続きするわけがないのである。
今では北朝鮮はミサイルと核で日本と韓国を恫喝し、アメリカから見返り援助にありついてきたことも事実である。従って北朝鮮を資源地帯の中東と同じように見るのは間違いなのである。
中国とアメリカは半島情勢の現状維持で合意しており、したがって北朝鮮がシリアのような武器消費地になるわけがない。北朝鮮は武器購入の支払い能力がまるでないのである。北朝鮮はミサイルと核開発の前に治山治水をおこない、国民を飢えさせない善政をおこなうべきであろう。北朝鮮の「先軍政治」は亡国路線であり、国民を一層困難に追い詰めるものであると考える。
したがって北朝鮮の国家としての存続を願う立場から「先軍政治」を批判することは正しいと考えるものである。
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1.「先軍政治」を云々する前に、先ず日米の朝鮮侵略を止めさせるべきです。休戦から半世紀以上もたち、冷戦の終結から20年もたっているのに、いまだに終戦も平和条約も結ばれていない状況は異常です。しかも「制裁」の名の下に卑劣で執拗な「いじめ」を行っている日米の姿ほど醜いものはありません。私たち国民には、朝鮮を批判する前に、日本の主権者として祖国の荒廃と堕落をこそ批判する政治責任があると思います。
2.日米は、「制裁」の名の下に、実質的な兵糧攻めを行っているのです。その上で「国民を飢えさせない善政」などといえるのでしょうか。盗人猛々しいとはこのことです。どうか貴兄はその共犯者にならないでください。私たちは他国を批判する前に、まず自国の悪政を糾すべきです。東北の原発難民、不安定雇用と格差社会、官僚を太らせる消費増税など朝鮮でさえここまではひどくありません。他人の頭のハエを追うより、自分の顔の虻を追うべきです。これが主権者の政治責任というものです。
3、「捕虜」という捕らえ方をするなら、終戦 → 平和条約 → 捕虜返還 という自然な道筋が見えてきます。しかし「拉致」という捕らえ方をする以上、逮捕 → 裁判 → 処刑 という戦争への道筋しかありません。私には、拉致問題は後者の道をとるために仕組んだ日米の陰謀としか見えません。ブッシュと握手した横田さんにはもはやついていけません。
4、朝鮮を「北朝鮮」と呼ぶなら、韓国を「南韓国」と呼ばなければならなくなります。止めたほうが良いと思います。道に唾を吐けば、自分が道より偉くなるわけではありません。むしろ自分の品位を落とすだけです。礼節によって自分の品位を高めるべきだと思います。
5、朝鮮は、いくらひもじい思いをしても、核とミサイルを持つべきです。背に腹は代えられません。国連に騙されて大量破壊兵器を放棄したイラクやリビアの運命を見れば火を見るより明らかです。
6、朝鮮には資源がないから武器購入の支払い能力がないとのことですが、戦争の目的はお金儲けだけではありません。貴兄は最も大きな戦争の目的をお忘れです。それは「戦争」です。そうです戦争の目的は「戦争」なのです。分かりやすくいえば、人は「面白い」から戦争をするのです。「従軍慰安婦」や「南京虐殺」は、単なる手段でも付属物でもありません。それ自身が目的だったのです。その禁断の木の実を食べた民族は、その毒が深く魂を侵して、そのDNAに刻み込まれます。だからあの醜悪な「太陽の季節」(石原慎太郎)が芥川賞を受けたのです。チンピラが若い女性を騙して売春までさせ、妊娠すると堕胎させて死に至らしめ、葬式で遺影に香炉を投げつけて「バカヤロ-」と喚くのです。これが日本の若者の理想として絶賛される国民性は異常です。間もなく総選挙が行われ、阿倍・石原・橋本らによる醜悪な政権ができた時、全てが明らかになるでしょう。
7、私たち日本人は悔い改めるべきです。アメリカの自由主義のどす黒いイデオロギーに、「洗脳」どころか汚脳されています。今こそ悔い改めて、清き明き大和魂に戻るべきです。その時、自ずと真理が見えてくるはずです。
いろいろありがとうございました。