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日本人は歴史の教訓を忘れてはいけない!

日本がファシズム政権になり破滅的戦争に突き進んだ原因の一つ(他に大恐慌)に関東大震災があったと言われている。大災害後の国家的危機が「挙国一致」全体主義へと突き進む社会的きっかけとなったのである。

今日本は、東日本大震災で空前の被害を受け、しかも世界的不況の中にある。こうした状況の中で3党合意による消費税大増税やTPP参加が、国民経済を破綻へと追いつめる可能性が高い。大阪では中小企業が倒産・廃業の危機の中で破滅に瀕している。ファシズムが生まれる階級的、社会的基礎が形成されている。

大阪維新の会が、まるでヒトラーのように大衆の強い支持を受けている。ただ指導者のコメンテーターが大衆受けするコメントで、大衆をたぶらかしているだけなのだが、客観情勢が、戦前のファシズム体制の社会的背景を含め、あまりにも戦前とよく似ているのである。

維新の会が政治団体として次期国政選挙に300人の候補を立てると言うのだから、これは、誤りの歴史を繰り返すのでは、という危惧を持たざるを得ないのである。不気味なのは橋下が国家主義と安全保障に対する認識・見解表明を避けていることだ。

彼が親米派なのか、それとも民族派なのか解らない?民主派なのか?国家主義者なのか?解らない、したがって日本におけるファシズム政権の誕生は、とり越し苦労なのかもわからないが、日本人民は橋下維新の会に警戒心を高めておくべきである。

歴史はらせん状に発展する、だからあたかも同じ事を繰り返すように現象する。このため「歴史は繰り返す」という言葉がうまれたのである。経済危機と大災害という中で日本に再びファシズム政党が勝利するのか?日本人の民主的・政治的覚醒が試されようとしているように私には見えるのである。
              新世紀ユニオン執行委員長 角野 守
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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