内戦が激化するシリアの混迷!
シリアの内戦が主要都市に拡大し政府の治安責任者が爆弾テロで死ぬなど、戦闘が激化している。反乱勢力が政府軍と互角に闘うことは外国の援助が無ければできないことである。
シリアの反政府勢力は少数派のアラウイ派の政府軍に対し、多数派のスンニ派住民が湾岸諸国の支援を受けて闘っている。また欧米からの支援も行われているようである。
欧米諸国はシリアをサウジなどと同じスンニ派政権にするため国連決議で特殊部隊を送り込みたいところだが、ロシアと中国の反対で安保理決議が何度も拒否権を行使され表立っては介入できない状況になっている。
シリアの内戦が長期化すると、イスラム過激派が勢力を伸ばす可能性があるので予断を許さない。およそ中東の革命は、その成果をイスラム宗教勢力が最終的に獲得するのは、祭政一致のイスラム教国の特徴なのである。
したがって欧米諸国はシリアの反政府勢力を支持したとしても、現政権打倒後のシリアの新政権が欧米寄りの政権になるとは限らないのである。
イラクがアメリカ侵略後シーアー派政権となったように、介入がイランの影響力を拡大する結果となったように、欧米のシリアへの介入がイスラエルの安全につながるとは限らないのである。
アメリカとしては民主的政権がシリアに生まれ、資本主義的政策を取ることで、イスラム教を世俗化したいところなのである。しかしそうならないところがイスラムの特徴と考えるべきであろう。
欧米諸国の内政干渉が中東の混迷を拡大することにつながると見た方がいい。
シリアの反政府勢力は少数派のアラウイ派の政府軍に対し、多数派のスンニ派住民が湾岸諸国の支援を受けて闘っている。また欧米からの支援も行われているようである。
欧米諸国はシリアをサウジなどと同じスンニ派政権にするため国連決議で特殊部隊を送り込みたいところだが、ロシアと中国の反対で安保理決議が何度も拒否権を行使され表立っては介入できない状況になっている。
シリアの内戦が長期化すると、イスラム過激派が勢力を伸ばす可能性があるので予断を許さない。およそ中東の革命は、その成果をイスラム宗教勢力が最終的に獲得するのは、祭政一致のイスラム教国の特徴なのである。
したがって欧米諸国はシリアの反政府勢力を支持したとしても、現政権打倒後のシリアの新政権が欧米寄りの政権になるとは限らないのである。
イラクがアメリカ侵略後シーアー派政権となったように、介入がイランの影響力を拡大する結果となったように、欧米のシリアへの介入がイスラエルの安全につながるとは限らないのである。
アメリカとしては民主的政権がシリアに生まれ、資本主義的政策を取ることで、イスラム教を世俗化したいところなのである。しかしそうならないところがイスラムの特徴と考えるべきであろう。
欧米諸国の内政干渉が中東の混迷を拡大することにつながると見た方がいい。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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