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原発技術者の流出を防止せよ!

原子力発電の企画・設計・製造・運転・保守・点検までを一貫して行えるのは世界で日本企業(東芝・日立・三菱重工)だけだという。アメリカのスリーマイル事故以来アメリカは40年間原発を製造していない。いまや原発技術は日本が世界のトップなのである。

ところが福島の事故以来日本では脱原発の動きが出て、再稼働さえなかなかできない状況にある。しかし世界は新たに原発を作る動きは続いている。日本企業のベトナムの2基の原発建設やリトアニアの原発建設の受注が成功している。今後世界では200基の原発建設計画がある。市場規模は150兆円と言われる。

原発技術だけは現在日本が世界一であり、他の追随を許さない状況にある。ところが報道によれば日本の原発企業の技術者が年俸5000万円~6000万円で中国や韓国やアブダビに引き抜かれる動きが出ているという。

日本企業の原発技術者は年俸1000万円なので、なびくのも解らなくはない。政府や原発企業は原発技術者の他国による引き抜き防止策を講じるべきである。日本だけは世界で原発建設を続けてきたために、建設から運転までの貴重なノウハウを蓄積しているのである。いまその宝が狙われている。

今後福島第一原発の教訓を取りいれてより安全な原発を日本だけが作ることができるのである。
しかしこの大切なノウハウが他国に引き抜かれてはいけないのである。是非原発技術者の報酬を世界水準にして引き抜きを防止してもらいたい。核の技術力こそが日本の将来の自立を支えることになるし、原発は核の潜在保有国としての安全保障とかかわる問題なのである。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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