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オスプレイの沖縄配備の戦略的意義!

米軍のオスプレイ沖縄配備で、事故が多いことを理由に反対運動が高まっている。
オスプレイは回転翼の角度を変えると飛行機からヘリコプターに代わる、つまり行動半径が大きい海兵隊には理想的な機体である。

米軍は50年代からこの侵略に好都合な「ティルトローター機」の開発を進めてきた。そして配備したとはいえ今も開発中の機体なのである。だからイラク戦争には投入されなかったのはエンジンに砂や銃弾が吸い込まれるとすぐに墜落する脆弱な機体であるからだ。

沖縄の米軍基地は中国の長距離ミサイルの沿岸配備で戦略的価値を低下させており、アメリカ海兵隊はグアムやオーストラリア北部等に分散配備し、残存性を高めめる事を目指している。沖縄の基地が重要性を持つのはミサイルの脅威を排除した後のことなのである。それまでは米海兵隊はオスプレイによるローティション配備の訓練が目的なのである。

「危ないから」と反対してもアメリカ政府は配備を諦めることはない。対米自立の視点から反対することが重要で、沖縄県の「危ないから反対」では日本政府に金をねだるための反対としか思われないのである。

兵器というのは必要から配備されるのであり、安全という視点から反対しても受け入れられるわけがない。もし沖縄の市街地に墜落すれば米軍基地の国外への移転を迫られるのだから、アメリカはそんなまずいことはしないであろう。また市街地上空の訓練など必要ないであろう。

普天間基地は市街地に囲まれているのでアメリカにはある意味で価値がある。中国はミサイルで誤爆なしに普天間を攻撃はできない、市街地にミサイルを撃ち込めば日本国民を激怒させ戦争動員の口実として利用できる、とアメリカは考えている。
オスプレイはアジアの米海兵隊の行動半径を、これまでのヘリの数倍に拡大するのである。
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