パキスタンに謝罪したアメリカの苦衷!
アフガニスタン派兵の米軍がパキスタンに越境攻撃し誤爆でパキスタン兵士24人が死亡した件で、クリントン米国務長官が7月3日「パキスタン軍の損失を済まなく思う」と謝罪した。パキスタン政府はこの謝罪を受けて昨年から閉鎖していたアフガニスタンへの米軍の地上補給路の再開を決めた。
補給路の閉鎖でアメリカ軍の物資補給費は月約1億ドル(約80億円)増加していた。米軍は夏以降に約2万3000人の米兵を撤退させる計画であり、輸送費の膨張に耐えきれなくなったようだ。
アメリカは大統領選の最中であり、国家の名誉にかかわる謝罪はオバマ政権としては避けたいことであった。アメリカ政府は凍結していた対パキスタン軍事援助の内約11億ドル(約88億円)の支出も決めた。
オバマ政権が大統領選への影響も考えられるのにパキスタン政府に謝罪したのは一重に財政的困難に理由がある。これまで散々パキスタン北部に越境攻撃し、誤爆しても謝罪しなかったのに、今回パキスタンに膝を屈したのは、核保有国を敵側(イスラム勢力)に追いやる愚を避ける意味合いが強いのである。
共和党の大統領候補がオバマの弱腰外交を批判するのは避けられない。今のアメリカ政府は、アフガニスタン派兵米軍約9万1000人の補給費さえ重荷の財政状況なのである。アメリカの威信の低下は隠しようもないのである。
パキスタン政府(=軍部)は国民の間の反米意識の高まりの中で、名誉を守った形で果実を手にしたと言える。
補給路の閉鎖でアメリカ軍の物資補給費は月約1億ドル(約80億円)増加していた。米軍は夏以降に約2万3000人の米兵を撤退させる計画であり、輸送費の膨張に耐えきれなくなったようだ。
アメリカは大統領選の最中であり、国家の名誉にかかわる謝罪はオバマ政権としては避けたいことであった。アメリカ政府は凍結していた対パキスタン軍事援助の内約11億ドル(約88億円)の支出も決めた。
オバマ政権が大統領選への影響も考えられるのにパキスタン政府に謝罪したのは一重に財政的困難に理由がある。これまで散々パキスタン北部に越境攻撃し、誤爆しても謝罪しなかったのに、今回パキスタンに膝を屈したのは、核保有国を敵側(イスラム勢力)に追いやる愚を避ける意味合いが強いのである。
共和党の大統領候補がオバマの弱腰外交を批判するのは避けられない。今のアメリカ政府は、アフガニスタン派兵米軍約9万1000人の補給費さえ重荷の財政状況なのである。アメリカの威信の低下は隠しようもないのである。
パキスタン政府(=軍部)は国民の間の反米意識の高まりの中で、名誉を守った形で果実を手にしたと言える。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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