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エジプト大統領選の意味するもの!

エジプトの大統領選は24日穏健派と言われるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の推薦するハンマド・モルシ自由公正党首が当選確実となった。

アラブで初めて選挙で大統領が選出されたが、この政権が多難なのは、軍部が17日に「憲法宣言」(暫定憲法)の修正を発表し軍政トップが大統領よりも巨大な権力を保持するよう改めた事に表れている。。

軍部が自由に憲法を改正し、宣戦布告も治安出動の権限も大統領にはないのである。これでは「アラブの春」と呼ばれたエジプトの改革も軍部との対立を激化させざるを得ないのである。

アメリカは「アラブの春」を民主化運動として歓迎したが、リビアのようにアメリカの意のままにならないカダフィ政権を軍事介入で倒すことに成功したが。エジプトのように親米国では何とかして革命を阻止しようとしている。

中東における民衆革命はどうしてもイスラム教の外皮を被ることになり、これを軍部の力で押しつぶそうとしたり、大統領の権限を形骸化すれば、新たな軍部との対立とならざるを得ないし、そうなればイスラム過激派が力を伸ばすこととなるのである。

アメリカは軍部に今年も多額の軍事援助を与えたが、これは、軍部に依拠してエジプトにおけるアメリカの権益(エジプトとイスラエルの同盟の維持)を守るためであった。

つまりエジプトはイスラエルと距離を開けると言う新しい大統領と、イスラエルとの同盟を維持しょうとする軍部との対立が今後激化することとなる。軍が今後どこまで軍事政権の権限を委譲するかわからないが、今後混乱は避けられない。

つまりエジプトにおける民衆革命は途上なのである。エジプトの人民が軍部の反動的動きをどこまで許すかで、今後対立が激化するであろう。今は新大統領と軍政の二重権力状態下の混迷と言えるので、エジプトは最悪内戦となる可能性がある。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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