fc2ブログ

経済のブロック化の中での日本の戦略!

アメリカがイラク・アフガニスタンでの戦争で経済・財政的に疲弊し、軍事的には現在アメリカは「息継ぎの和平」の局面にある。つまりアメリカは財政危機の中で、TPPによる経済のブロック化(市場の囲い込みと加盟国の経済的搾取)を進めている。

欧州のユーロ圏の拡大は、ギリシャやスペインなど途上国の国債を購入することで市場にしたが、結果財政破たんで国家的金融危機を招いた。ユーロ圏の現局面はユーロ離脱かそれとも統合の強化かの分かれ道にある。

中国は中央アジアや東南アジアを対象に元経済圏を形成しつつある。しかし金融危機の渦中にある欧州への最大輸出国なので、その影響が心配されている。しかしアメリカが「息継ぎの和平」にあるすきを突いて中南米やアフリカの資源獲得に動いており、中国は資源の再分割でも、軍事的にも一番のアメリカの対抗馬となっている。

ロシアは欧州へのエネルギー輸出が、欧州の金融危機で減少しており、福島の原発事故で脱原発の日本を天然ガスと原油の市場にし、日本の資金と技術を獲得しシベリア開発をしようと、東方重視の戦略を打ち出している。しかし、かってロシアの影響化にあった東欧は欧州に奪われ、今中央アジアの市場を中国に奪われつつある、つまりロシアは経済的劣勢にある。

こうした世界の状況の中で日本はTPPに入る交渉の中で、交渉をできるだけ長引かせ、アメリカの日本の資金の略奪と搾取をどう防ぐか?を考え、ロシアとの経済的関係を深めつつ戦略的相互依存の関係を強めていくことが必要となっている。

日本はユーロ圏・ドル圏・元圏といかに等距離を保ち、同時にロシアの資源と市場を取り込むかを戦略として考えなければならない。しかしこうした戦略はアメリカに従属していては不可能であり、日本は世界がブロック化しつつある中で対米自立を目指す必要がある。そのためには当面は、ユーロ圏・元圏に近付く振りをし、アメリカと共に歩む振りをし、自立の必要条件を整えていかねばならない。

経済のブロック化は世界戦争につながる可能性があるので、従属国として戦争の生贄にされないように多極外交をおこない、ブロック間の争いに極力巻き込まれないようにしなければならない。
アメリカは財政危機で日本の金融資産に目を付け、農産物と医療、薬の市場を奪おうとしている。このような国を同盟国として忠義を尽くすべきか?大いに疑問で、鳩山・小沢が「対等の日米関係」を掲げた気持ちは大いに理解できる。

世界は、福島の原発事故で「脱原発」の流れの中にあり、中東の戦略的価値は再び高まり、引き続き中東は争奪の中心である。日本は本格的に海底資源の開発に乗り出し、同時にロシアとの関係を強化し、中東へのエネルギーの依存を減少させるべきである。
スポンサーサイト



テーマ : 国際経済 - ジャンル : 政治・経済

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治