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野田・小沢会談の意味するもの!

報道によれば野田首相と小沢の会談は平行線で終わったようだ。双方の主張は初めから分かっていたようだから大胆な妥協案が用意されるのでは、と思ったのだが、残念ながら野田は小沢との会談を野党との協力に踏み出す前の儀式のように位置づけていたようだ。

小沢は消費税増税を否定せず、その前にやるべきことがあると語ったが野田は受け入れなかった。となると自民党との野合の可能性が高まった。自民党の谷垣や石原は有能とも思えない。彼らは消費税増税に協力する代わりに解散・総選挙を取り付けたいのである。

消費税増税法案が可決されても、解散総選挙となるとは限らない。また谷垣が解散・総選挙の約束を取り付けても自民党が選挙で勝てる可能性は低い。国民を裏切った民主党も勝てない可能性が高いのである。

今後電力不足が日本経済にどのような影響を及ぼすのか?産業の空洞化を一気に進めるようだと政治への国民の不満が高まるであろう。消費税を10%に上げ国民の反発を受けて自民と民主が敗北する可能性がある。

橋下の維新の会を中心に新党維新が政権をとる可能性が出てくる。

ヨーロッパ経済が再び危うい状況になり、中国経済が打撃を受ける可能性が高まり、日本の株価が暴落した。日本が消費税を上げる時期としては最悪の状況にある。つまり経済状況から言えば野田が消費税増税を先送りにする良い時期になっている。

しかし一度「政治生命を賭ける」と言った以上、野田首相は決断せざるを得ず、日本の政局は一気に流動化する可能性がある。一年ごとに政局が混乱するこの国の特徴は、従属国の宿命のようなものなのである。
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テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

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