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今年中にウクライナ戦争が終わる理由

ロシア軍が軍事的に重要な拠点アウジーイウカを陥落させたことは占領地の防衛を図るうえで大きな戦果であった。ウクライナのジェレンスキー政権が掲げた反転攻勢は不発で終わったことで、欧州諸国に停戦の動きが出ている。またアメリカもウクライナ支援の予算が議会を通らないことで、事実上ウクライナを見殺しにする事態が生まれつつある。こうした動きを受けてロシアのプーチンが動いた。
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ロシアのプーチン大統領が、現在の占領ラインに沿ってウクライナでの戦闘を凍結する停戦案を提示したものの、米国がこれを拒否した。ロシアの情報筋3人がロイターに対し明らかにした。情報筋によると、プーチン大統領は昨年、公の場および、中東地域のパートナー国を含む仲介役を通じ、米国に対しウクライナでの停戦を検討する用意があるというシグナルを送った。
仲介者らは2023年末にトルコで会合を開催し、プーチン大統領のシグナルは米政府に伝えられた。その後、米ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が次のステップについて、ロシアのウシャコフ大統領補佐官と対話する運びとなっていた。ところが1月に入り、サリバン氏はウシャコフ氏に対し、米国は他の分野について対話する用意があるものの、ウクライナ抜きで停戦について協議しないと伝えてきたという。(2024年2月14日ロイター)
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ロシアのプーチンは大統領選に勝利して、新たな徴兵を行いウクライナに対し大攻勢を準備している。欧州にはウクライナ戦争支援では一枚岩ではなく、ウクライナへの援助疲れが出ている。 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は、ウクライナ戦争の結末は今春から夏にかけて決まるとの見方を示し、新たな支援を早急に確保する必要があると訴えた。つまり欧州連合は軍事支援でウクライナに戦局で成果をあげさせることで、停戦に持ちこみたいのである。

今年秋にはアメリカの大統領選でトランプが勝利する可能性が高く。トランプは「アメリカ第一主義」であり、NATOの解体を主張したこともある。トランプが大統領選挙勝利後ウクライナ戦争を早期に終わらせる腹であることはよく知られている。アメリカも欧州もウクライナに派兵する意思はなく、ウクライナが勝てるだけの援助もできないし、する気もない。

ロシアのプーチンが選挙で大勝したのは、歴史的経過の中でロシア国民が西側に騙されたとの意識を持っているので当然である。それは以下の歴史経緯を見れば明らかだ。

1990年の東西ドイツ統一の際、アメリカのベーカー国務長官は「1インチたりとも」NATOを東方拡大させないと述べ、ゴルバチョフ大統領はそれを信じ、東側の軍事同盟・ワルシャワ条約機構を解体した。ところが、旧ソ連の支配を脱した東欧諸国をNATOは拡大を続けた。アメリカとロシアの粘り強い交渉により、1997年にNATO・ロシア基本議定書が結ばれ、双方は「互いを敵と見なさない」という宣言を行った。しかし、NATO側は約束を守らず、NATOの東方への拡大を続けた。

2008年には旧ソ連構成国であり、ロシアと国境を接するウクライナとグルジア(現・ジョージア)をNATOに原則加盟させる方針を決め、その後ウクライナの親ロシア政権を打倒するため米CIAが極右勢力に資金を送りクーデターを行い、現在の極右政権を作り上げ、NATO加盟を表明させ、ロシアを挑発し、戦争に引きずり込んだのが現在のロシアのウクライナ侵攻の内実である。つまりロシア側には歴史的な正当性があり、NATO側にはロシアをだました後ろめたさがある。

バイデン政権の読みは、ウクライナ戦争でロシアを経済制裁することで、経済的に疲弊させプーチンを退陣に追い込めると考えていたが、経済制裁は中国・インド・北朝鮮が貿易でロシアを支えているので効果は上がっていない。逆にロシアと中国と北朝鮮を結び付けたので、アメリカの戦略的失敗は明らかだ。現状のまま戦争を続けるとアメリカと覇権争いを続ける中国が戦略的に有利となるだけなのである。以上の経緯からウクライナ戦争は今年中に終わりとなる可能性が高いのである。

バイデンの失敗はプーチンを失脚させてもロシアは普通の資本主義にはならないということを理解していなかったことである。これは中国にも言えることである。したがってウクライナ戦争が今年停戦しても、世界は独裁連合と、NATOの新たな対立の時代に入ると見なければならない。ワルシャワ条約機構を解体したときにNATOも解体すべきであった。この点ではトランプの主張が正しい。
#ウクライナ戦争
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コメント

軍事支援が減少した

ウクライナは他国の援助をあてにロシアを挑発した。
 ジェレンスキーは本当に無責任な男ですね。
アメリカの捨て駒にされてウクライナを亡国へと導いたようです。
 旧ソ連のロシアは、ウクライナは身内なのに裏切ったと考えている。
日本がウクライナを支持をしたのは間違いだと思う。
 日本がヨーロッパのことに口出しして3正面に敵を作ったのは失敗。

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