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北朝鮮ミサイルの破片回収をめぐる対立!

北朝鮮の長距離ミサイルの実験失敗をめぐりロケットの破片回収をめぐり米・韓と北朝鮮の対立が激化する局面に入った。
一般的にロケット開発は、失敗したミサイルの破片を回収して失敗の原因を解明する。

日本のH2ロケットも太平洋の海底からエンジンを回収して失敗の原因を解明し、改良した経験がある。つまり今回の破片を回収したら北朝鮮のロケット技術のレベルが分かるのである。

だから韓国の東方沖合でアメリカと韓国、北朝鮮のミサイル破片回収競争となっている。北朝鮮にしてみれば主権の侵害と捉えるであろうが、北朝鮮には深い海底から破片を回収する技術が無い。せいぜい底曳網を使うぐらいだ。

この点ではアメリカの方が落下地点を正確に把握しているであろうから、近く失敗の原因もアメリカは掴むであろう。
つまり今回の長距離ミサイル実験の失敗は北朝鮮にとって二重の意味で痛手となる。

中国がロケット実験の失敗で発射基地の地元に大きな被害が出ても、実験を内陸部で行うのは外国に技術情報を盗まれないためなのである。おそらく米韓はミサイルの破片を回収して技術情報を手に入れるであろう。

北朝鮮は事前にミサイル実験を公表したことが裏目に出たと言える。過去に失敗が続いている実験を発表したために、破片の落下地点を正確に把握されたのである。金正日ならこのような失敗はしなかったであろう。3代目は若さゆえに甘さがある。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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