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虐殺続けるイスラエルに手を焼くバイデン陣営

米民主党上院トップのシューマー院内総務は14日、イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの情勢を巡り、同国のネタニヤフ首相が「和平の大きな障害になっている」と述べ、ネタニヤフ氏が率いる右派連立政権の退陣を求めた。米議会の最有力者が同盟国イスラエルの指導者を批判するのは極めて異例。
ガザ攻撃や占領地ヨルダン川西岸への入植を続けるイスラエルにはバイデン政権もいらだちを深めており、今後、ネタニヤフ氏への圧力が強まるのは必至だ。
シューマー氏は同日の議会演説で、ネタニヤフ氏は「イスラエルの最善の利益より自身の政治的生き残りを優先し、方向性を失っている」とし、現政権が「同国の必要とするものにもはや適合していないのは明らか」だと語った。(産経新聞)
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アメリカ民主党のトップがネタニヤフ首相を批判し、バイデン大統領も「イスラエルを救うよりも傷つけている」とネタニヤフ政権を批判したのには理由がある。現在のイスラエル政権を支えているのはロシア(=旧ソ連)から帰還した国民が多く、その人たちが右派政権を支えており、それゆえネタニヤフ政権はアメリカが反対しているパレスチナ西岸への入植を強引に進めている。

イスラエルがアメリカ政府が支持しているウクライナ政府の、対空防御システム「アイアンドーム」の供与を要請したが、イスラエル政府は拒否した。つまりネタニヤフ政権は中東で影響力を増しているロシアを刺激したくないのである。ネタニヤフ政権のガザ虐殺でアメリカ国内のアラブ系支持者や、若者がバイデン政権を批判し、バイデンは支持率でトランプに5%以上離されている。つまり民主党のバイデンが大統領選で勝つためには、ネタニヤフ政権のパレスチナ人虐殺と一線を引くほかない局面が生まれている。

トランプは「私ならロシアに侵攻させなかった」と語ったように、トランプは、大統領になればウクライナには軍事支援をしないことを表明している。物価高で苦しんでいる貧困層(=黒人)でさえバイデン支持をやめる人が増えている。ネタニヤフ政権がウクライナを支援しないこともバイデン陣営には気に入らぬことである。しかしアメリカ大統領選では金融を握るユダヤ人の支持が欠かせないので、バイデン大統領も「イスラエルを救うよりも傷つけている」という表現にならざるを得ない。

アメリカの言いなりにならないイスラエルのネタニヤフ政権は、アメリカの一極支配の弱体化、すなわち世界の多極化を象徴している出来事といえる。現在の中東では、中国の仲介でイランとサウジが関係改善し、中東では中国・ロシア陣営が主導権を獲得する事態が生まれている。
アメリカ軍はそれでもイラクやヨルダンに派兵しているが、これは中国には思う壺である。アメリカ軍が駐留する限り、中東諸国は反米の旗印で中国・ロシア陣営が影響力を保持し続けることができる。トランプが登場すれば中東から米軍を完全撤退することは確実で、そうなると中東諸国は中国・ロシアに依存することをやめるであろう。

「もしトラ」が実現すれば、アメリカはNATOから脱退し、ウクライナはロシアに占領されている土地をあきらめて停戦せざるを得ないであろう。ウクライナが停戦すれば欧州はロシアから安いエネルギーを買うことができ、国民の不評を買っているインフレを克服できる。つまり冷戦の産物である軍事同盟はトランプは解消を目指すので世界情勢の多極化が一気に進む可能性がある。これは中国に取っては戦略的に不利になる可能性が強い。トランプは中国に60%の関税をかけると言っているので、中米関係は悪化すると見られるからである。

問題は、アメリカの軍需産業と金融資本がトランプ再選を見逃すのか?どうかである。アメリカの権力機構は得意の暗殺という手法を使うか、もしくは前回も使った選挙違反を駆使して阻止する可能性もある。もしトランプの再選が阻止されるなら、アメリカは内戦になる事態もありうる。アメリカ国内は、USスチールの日本製鉄の買収に国民が反発しており「アメリカ第一主義」が浸透している。それほどトランプ支持が熱狂的になっているのである。
#大統領選がらみの米外交
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コメント

バイデンはピンチですね

 今回はトランプが勝つでしょうね。

 その場合世界が無茶苦茶になりそうで・・・?

 第3の候補は出ないのでしょうか?どちらも高齢ですし・・・。

護憲勢力が日本を危うくする

 確かに非武装・戦争放棄は今の情勢では危険ですね。憲法9条は日本を従属状態にするためであり、それを「宝だ」というのはバカですね。共産党は政権を取っていないのに官僚独裁です。党内民主主義もない。党員はイエスマンばかりですね。

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