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北朝鮮のミサイル実験の失敗について!

北朝鮮の長距離弾道ミサイルが今朝発射されたが、1分後に爆発し、バラバラになって墜落した模様だ。
北朝鮮政府は人口衛星の打ち上げと称して、外国から記者団を呼び寄せていただけに失敗の打撃は計り知れない。

もともと長距離ロケットの一段目に、旧ソ連の中距離ミサイルを4機束ねると言うのは、機体が重くなるので無理がある。大型ロケットエンジンは新たに開発する方がいいのだ。

北朝鮮の場合は過去のノドン長距離ミサイルの実験でいずれも失敗しているのだから、4機束ねる方式はやめた方がいい。
北朝鮮はミサイルをイラン等に売却することが貴重な外貨収入源になっていたのだから、実験の失敗は痛手であろう。

我々が以前より北朝鮮のミサイルは脅威ではないと断言していたのは技術的側面と経済的側面から言っていたのである。
政治的側面から見ても北朝鮮の瀬戸際外交は軍事的脅しが背景にあってこそ、ゆすり・たかりの外交が成り立つのである。

問題は北朝鮮の新指導者がミサイル実験の失敗を考慮できなかった点にある。第一書記就任の成果にしたかったのであろうが、お粗末というしかない。この失敗を挽回するために核実験の可能性が高くなった。

北朝鮮のミサイル実験に悪乗りし沖縄に仰々しくミサイルを配備した政府の大騒ぎも無駄なこととなった。冷静に見れば確率では失敗の方がはるかに高かったのである。

北朝鮮のミサイルがそれほど怖いのなら、対米自立して日本も対抗する抑止力を持つほかない。政府は日本企業が中国に進出しているので、本当の脅威が中国であることを言えないのが苦しいところだ。
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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争 - ジャンル : 政治・経済

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