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なぜロシアや中国が戦争を行うようになるのか

読者から「何故社会主義の旧ソ連や中国が侵略戦争を行うようになるのですか?」との質問を受けたので、書くことにする。
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旧ソ連や中国は遅れた社会から社会主義革命で労働者・農民の政権を樹立した。そのために社会主義建設の期間が長いこと、また世界に帝国主義覇権国が存在するために軍拡を強いられる。ゆえに軍事力を握る官僚が権益を握り、必然的に新たな支配階級となる。

とりわけスターリンが人民内部の矛盾と敵対矛盾を区別できない誤りのため、階級矛盾を正しく解決できず。すべて粛清した。毛沢東はソ連の官僚独裁の誤りを理解し、このままでは「中国もたやすくファシスト国家になる」として、中ソ論争を開始し、一党支配を人民の運動で打倒する予行演習としての文化大革命を行った。同時に毛沢東は哲学論文(実践論・矛盾論・人民内部の問題を正しく解決する問題について・人民に奉仕する)を書いて、認識論を確立した。のちに毛沢東はマルクスもレーニンも認識論に触れていないことを指摘したことがある。

プーチンは大統領に就任した当時「中国の文化大革命も研究しなければならない」という意味のことを語ったことがあるが、彼は文革の意義を理解できなかった。

今、習近平の中国が独裁下の資本主義化の中で所有制との壁にぶつかり、大経済危機に直面している。中国の国営企業(=多くは重化学工業)は兵器生産に活路を求めており、習近平ファシスト政権の大軍拡は軍事的暴走を必然としている。アジア各国は国防への備えを急ぐべきである。

一度社会主義になり、集団所有から全人民所有への改革が行われた社会は、市場経済化の政策によっても価値法則は貫徹せず、いくら走資派幹部が資本主義をやろうと、普通の資本主義には戻らならないというのは法則である。官僚独裁の国家はたとえ共産党を解体しても、官僚独裁は残り、経済が行き詰まり、ファシスト国家に成長し、やがて軍事的暴走を開始するのである。今のロシアがそれである。

中国やロシアの人民は、真の社会主義を目指すのが、戦争のない平和な道であることを理解するまで、この軍事的暴走は続くであろう。そうした意味で社会主義革命の成果は失われてはいないし、マルクス・レーニン主義は化石になったわけでもないのである。

ただし、真の社会主義革命は先進国で行われないと完結しないのであり、帝国主義の覇権の下では官僚独裁への道をたどるほかないと見なければならない。これは歴史の限界とみるべきである。覇権国アメリカの経済は軍事産業であり、戦争を必要としている。アメリカの若者達が格差社会の資本主義に絶望し、マルクス主義の学習を開始し、新しい社会を展望していることは正しい道であり、「人類の希望」であるといえる。
#ロシアや中国の侵略戦争
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