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願望を政策に変えた習近平の「金融大国化」の夢

中国政府はアメリカのドル支配に対抗し、ブラジルや中東などとドルを介さない2国間通貨での取引を広げてきた。1月16日、習近平党総書記(=国家主席)は「強大な通貨を持たねばならない」と中国共産党の金融に関する専門研究班の発足式で強調した。習近平は軍事強国のめどが立ちつつあるので、今度は国際市場で大きな存在感を見せる「金融強国」になるため、人民元の国際化を重視する方針を示したといえる。

中国は「一帯一路」の経済戦略でアジア・アフリカ諸国に「債務の罠」を仕掛けたが、その多くのプロジェクトは失敗しており、多額の債務が返済不能に陥っている。プロジェクトとは、事業や業務などのうち、期間や目標といったゴールが定められ、事前に業務開始から終了までの計画をしっかり立てた上で実行されるものを言う。しかし中国のそれはずさん極まりない計画で、発展途上国を債務奴隷に陥れることを政治目的にしている。

債務を払えなかったセイロンの港、パキスタンの港は長期間の租借となった。中国政府は債務が返済できなかった時は、欧米の債務に先駆けて優先的に支払う契約を債務国(発展途上国)に義務付けており、欧米の債務国救済のための債務免除の話し合いに協力する気は毛頭ない。

習近平は中国経済がGDP世界2位の地位を得たことで自信を持ちすぎている。中国経済は安い労働力を売りにした外国企業への場所貸し経済であり、自国の産業は雑貨が中心で、あとは自動車輸出であるが、それも価格は安いが、走行距離が短くすぐポンコツになる。国連の経済制裁下のロシア向けに売れているぐらいだ。ロシア向けに売ったミサイルは飛行距離が短く命中率も悪く役に立たなかった。そこでロシアはミサイルと砲弾を北朝鮮から買うことにしたのである。

自国の主要な産業・優秀な商品を持たない国が金融大国になれるはずがない。中国最大の産業は不動産業であるが、これは土地が国有であるので、国の土地の使用権を売ることで地方政府の財源にしている関係で不動産成金が続出した。その儲けた金も習近平の人気取の政策である「共同富裕」のスローガンを見て、金持ちが富の再分配だと見て、こぞって資産を海外に移し始めた。

外資も米中摩擦と、習近平の「スパイ防止法」に驚いて資本を逃避し始めた。華僑資本も香港の独裁支配を見て逃げ出している。資本がこぞって中国から逃げ出している。これでは金融大国になれるわけがない。習近平の思考は一面的で単純すぎる。およそ一国の政治を個人独裁者の願望を政策に変えて成功するはずがない。人口14億人の中国で30億人分のマンション建設を行ったことを見ても、彼らのプロジェクトとは、およその需要の市場調査も行わないずさん極まりない計画なのである。

現在中国政府は軍の腐敗撲滅に力を入れている。彼らが開発した新型ミサイルは燃料に水が入っていたり、飛距離が発表の半分しかなく、命中率も悪いことがウクライナ戦争で明らかとなった。習近平の「軍事強国」も今回の「金融強国」も、独裁者の夢・願望で終わるであろう。「張り子の虎」の武力で「戦狼外交」をおこなっても、それはこけおどしに過ぎない。このような願望を政策に変える習近平では直面する中国の経済危機を克服することは無理だと誰でもわかる。習近平体制は危ういと見た方がいい。
#習近平の金融大国化
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コメント

確かに!

 ホント、願望を政策に変えたというのが正しいと思います。
  あれだけ自分で資本逃避に追い込んで、元が国際通貨になるわけがない。
   習近平の願望ははかない夢だと思いますょ。
    クーデターか?動乱か?すんなり習近平体制は続かないでしょうね。

習近平の弱点

彼は認識論を理解していない。
実践論と矛盾論を読んでいないのでは?

習近平はファシスト

 中国は官僚独裁から個人独裁のファシスト国家になりましたね。
  白紙デモに参加した若者を次々逮捕しています。
 毛沢東時代はデモも、ストも、壁新聞を張ることも自由でした。
  今は内に抑圧外に侵略の軍国主義で拡張主義ですね。

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