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集団的自衛権に頼る時代ではない

クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は21日、冷戦思考による陣営化に反対する中国の習近平国家主席の国際安全保障構想を批判した。ワシントンにあるシンクタンク大西洋評議会の会合で演説し、構想は国連憲章が明記する集団的自衛権を認めていないとして「国連憲章と矛盾する」と訴えた。(産経新聞)

習近平の「グローバル安全保障イニシアチブ」について、クリテンブリンク氏は「小国よりも大国の安全保障上の利益を優遇している」と非難した。グローバル安全保障イニシアチブは、国連憲章の趣旨と原則を順守するとしている一方、冷戦思考の放棄や内政不干渉、各国の社会制度の尊重など独自の平和理念を盛り込んでいる。

習近平の国際安全保障構想を、クリテンブリンク米国務次官補が国連憲章が認めている集団的自衛権を認めていない点を批判しているが、ロシアや中国の官僚独裁がファシスト政権に成長している中で、NATOや米日韓軍事同盟がプーチンや習近平には邪魔な存在なのであり、それゆえ習近平が国際安全保障構想に冷戦思考の放棄や内政不干渉、各国の社会制度の尊重などを盛り込んでいるのである。

資本主義経済は民主と自由がなければ経済は成長しない。欧米日の経済的閉塞感は冷戦崩壊後の「平和の配当」と称した民主と自由を否定する野蛮な搾取化の政策に原因があり、中国における独裁と民主化弾圧は資本主義のグローバル経済における競争を不公正にするものである。しかしアメリカは中国に5万5000社も進出して、独裁下の安上がりな労働力を利用して超過利潤を手に入れているので、中国の構想への批判を集団的自衛権を認めていない点のみを批判しているのである。

バイデン政権が今も中国との経済関係を続けているのは、旧社会主義国が普通の資本主義になると信じているのであろうが、これは幻想であり、巨大なファシスト政権の怪物を育てているに過ぎない。独裁下のファシスト国家を安上がりな労働力に惹かれて生産拠点とした付けは、欧米日の経済を長期にゆがめている。アメリカでは「中国に60%の関税をかける」と主張するトランプが大統領に復帰する可能性が出ている。

集団的安全保障は確かに欧州や日本の防衛費を安上がりにしたが、グローバル経済は同時に習近平ファシスト政権の怪物を生み出した。今やアメリカの戦争抑止力は失われ、大軍拡の時代に突入している。自立した防衛戦略を持たないと、ウクライナのように小国が大国の「捨て駒」にされる時代でもある。アメリカの覇権も終わりに近づいているが、同時に中国のような新興のファシスト覇権国家の脅威も高まっている。

現在、必要なのは反ファシズム統一戦線を準備することである。もはや冷戦の産物である集団的自衛権に国の安全保障を託す時ではないのである。欧州やアジア諸国が軍拡に転じたことがそれを示している。習近平ファシスト政権の軍事的暴走と対峙するうえで避けなければならないのは小国の各個撃破を避けることである。そのためには大小の国を問わず反ファシズム統一戦線を形成する以外にない。台湾・日本・ベトナム・フィリピン・インドなどへの安保外交が重要となっている。
#反ファシズム統一戦線
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コメント

岸田外交が理解不能?

 ロシアを挑発し、戦争を始めたウクライナを岸田が支持し、ロシアを敵にしたので、日本は3正面に敵を持つことになった。岸田は日本の安全保障を危機にさらしていると思う。岸田はアメリカに忠実過ぎて日本を危機においているように見えますね。自立した防衛力と反ファシズム統一戦線に賛成します。

トランプは頼りにならない

自立した防衛力と統一戦線しかないようですなね。

もしトラ

 もしトランプが選挙で勝てば、台湾と日本が大きな影響を受けそうですね。
 今のうちに防衛力を強化し、中国の侵略に備えるべきです。
 反ファシズム統一戦線ができない可能性もありますから。

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