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天下りで利権団体と化した日本赤十字社

月刊誌「選択」2月号は「能登地震でさらした組織の腐敗」と題して日本赤十字社(以下日赤)の実態を記している。それによると日赤が厚生労働省の天下りを通じた利権団体と化している」というのだ。

記事によると日赤が常備し、研修と訓練をかかさない「医療救護班」は医師一人、看護師3人、運転手一人、事務管理一人の計6人で構成され、全国に487班、5231人を擁するという。しかし被災地の輪島市に派遣されたのは滋賀県支部、鳥取県支部、福岡県支部の3チームだけだったという。

救護班の滞在期間も短く東日本大震災のときに日赤救護班とかかわった自治体職員は日赤は「業務になれたときに交代してしまうので、かえって手間ばかりかかった」という。東日本大震災のときに日赤救護班は原発事故後に地元や他県の医師が診療を続けているのに2時間後には「撤退」し、被災者からは「日赤は逃げ出した」と非難を浴びたという。

この日赤の各種事業には膨大な補助金が投入されている。2022年度の決算で日赤の歳出は1兆5357億円。うち医療施設特別会計が1兆2553億円(82%)を占める。日赤は97の病院、34777の病床を運営する「巨大病院チェーン」だそうだ。
ところが日赤の病院は「何処もが2流」で経営状態は赤字が続いている。それでも安泰なのは巨額の補助金(総額で1378億円)があるので安泰なのだという。最近はコロナ感染拡大が追い風となり、補助金総額は1139億円も増えたという。東日本大震災の時も補助金が増大したが、その割に日赤の評判が悪いという。

記事によれば、日赤は「天下り厚労省幹部の楽園」と化しているというのだ。日赤には震災のたびに多くの人から、巨額の義援金が寄せられる。阪神・淡路大震災の時には総額で約1218億円、東日本大震災の時には約3397億円、熊本地震では約288億円が集まったという。ところがこの寄付金の使途が不透明なのである。

「選択」記事によると、大阪大学の国際公共政策研究科博士課程に在籍していた中嶋貴子氏が2014年に発表した研究では、東日本大震災の際に日赤及び中央共同募金会が受けとった義援金の使途を調べていて、総額4653億円の内3677億円が被災県の義援金配分委員会にほぼ丸投げされていたという。残り976億円が何に使われたのが分からないのである。

私が友人から聞いた話では、日赤の寄付金は集めた金の一部が支部などの費用に残されていて、義援金の総額も実際には不正確なのだという。「選択」記事によれば、知人から寄付先の相談を受けた元警察首脳が「赤十字だけは紹介したくない」と語ったという。外務次官経験者も「赤十字への寄付は有効に使われない。近衛忠輝社長時(05~19年)のガバナンスの酷さが尾を引いている」と一刀両断したという。

皇族が名誉総裁などに顔を並べて、日本独特の権威を日赤に与えているが、その中身は利権構造に寄生する天下り官僚がいることで、「日赤経由の寄付金」に協力する気が無くなる程腐敗がひどい。これでは多数の国民の義援金の何割かが無駄に使われている可能性が高いのである。日赤は会計の透明性を高めて国民の疑惑に応えるべきであろう。
# 震災義援金 #日本赤十字社
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コメント

赤十字まで腐敗?!

 これにはは驚きですね。
  日本のあらゆる組織や機関が腐敗しているのですね。
   政権交代が起こらないと権力は腐敗するというには本当ですね。
   

日赤よお前もか!

 国民の善意の上前をかすめているのか?
 日赤が天下り先とは知らなかった。
 ひどい話ですね。

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