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台湾民進党の勝利の最大の貢献者は習近平

台湾総統選の得票数は当選を決めた与党民進党の頼清徳(ライチントー)副総統が558万6019票(得票率40・05%)、国民党の侯友宜(ホウユーイー)新北市長が467万1021票(同33・49%)、民衆党の柯文哲(コーウェンチョー)前台北市長が369万466票(26・46%)で、民進党の頼清徳氏が当選を果たした。

この選挙は習近平政権が様々に介入し、国民党と民衆党の団結を画策したが失敗した。台湾上空にミサイルを飛ばし、偵察気球を飛ばし、軍事力で威嚇した。香港における習近平ファシスト政権の民主化勢力の弾圧、「一国二制度」の公約放棄が、台湾人民に民主化維持を掲げる民進党を支持させたといえる。選挙の争点は中国との関係であった。国民党は中国との対話、民衆党は内政の転換を掲げた。つまりアメリカとの関係を重視し、習近平の独裁に対決する民進党勝利の最大の貢献者は、露骨に選挙介入した習近平であった。

習近平政権外交部は13日深夜、台湾総統選の結果を受けて声明を発表した。中国と対立する与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳・副総統の当選について、「台湾情勢がどのように変化しようとも、台湾が中国の一部という基本事実は変わらない」と従来の主張を繰り返した。台湾が自国の一部という「一つの中国」原則について、「台湾海峡の平和と安定を維持するためのカギだ」と主張し「台湾問題は中国の内政問題だ」と従来の主張を繰り返した。

中国の現政権が成立してから70年以上中国政府は台湾を統治していない。つまり台湾は現状で、すでに独立している。鄧小平が「一国二制度」の政策を打ち出したのは、華僑資本や台湾の経済力を改革開放の市場経済化に取り込み活用するためであった。

ところが習近平ファシスト政権は、「反腐敗」を口実に個人独裁を打ち立てたので、所有制に手を付けるわけにいかず。社会主義的所有制のまま(すなわち自給自足経済のまま)公共投資で市場経済化を進めた結果、経済発展の効果がなく、結果地方政府が財政危機の陥り、経済的危機を招いた。

習近平のファシスト的思考は中国人民の民主的権利を奪い、監視社会にして独裁強化で強権的に政権を維持することしか念頭にない。これでは労働者・人民の政権とは言えない。官僚独裁から個人支配のファシスト政権に変質していることは明らかだ。自由と民主的社会で育った台湾人民が息も詰まる独裁中国との政治統合を求めるわけがない。

習近平の「一帯一路」戦略が失敗したのは、発展途上国の指導者を買収して「債務の罠」にはめるという手口であった。台湾の町内会長や軍退役将校、地方指導者を買収すれば台湾の政治指導者を飼い慣らせると考えるところに、習近平の一面的なファシスト的思考の限界がある。

習近平は鄧小平が計画した「一国二制度」の戦略的意図さえ理解していなかった。習近平が人民支配を独裁的に強化しているのは「造反有利」の大衆運動を怖れているからであり、彼が習近平思想の学習運動で文革の手法を形だけ真似ているのは、左派を怖れているからである。

資本主義経済を理解していない者に市場経済化などできるわけがなく、中国経済は改善しそうもない。ゆえに習近平政権がクーデター的に打倒されるか、もしくは政治的動乱が進み、戦争への道を暴走する可能性は高い。台湾と日本は軍事侵攻への備えを急ぐべきである。とりわけアメリカがトランプか、バイデンかの争いとなり、その結果アメリカが対立と分断が深刻化することが必至であり、台湾と日本は、主体的な自立・防衛戦略が国防上不可欠である。
#台湾総統選
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コメント

独立派が勝ってよかった!

習近平はやることが権力的で、ばかな失敗を繰り返していますね。
 親の七光りで出世した世襲政治家の限界ですね。
  軍事的に恫喝すれば国民党が勝つと思うのがそもそもおかしい?
   香港の独裁が野党の敗北の原因ですね、習近平はバカですね。

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