fc2ブログ

虚飾まみれの中国の軍事力と経済力

中国の李尚福(リーシャンフー)国務委員兼国防相が24日に突如解任されたことについて、中国外務省は25日、「これ以上提供できる情報はない」と繰り返した。解任の理由も不明なままで、7月の秦剛(チンカン)外相の解任に続き、中国政治の不透明さを際立たせた。中国中央テレビよると「主席令により、李尚福の国防相と国務委員の職を解く」「秦剛の国務委員の職を解く」「李尚福の中央軍事委員会委員の職を解くことが評決された」と報じた。

 中国の全国人民代表大会(全人代)は29日、軍幹部ら9人の代表資格を取り消すと発表した。27日には軍に深く関わる国営企業の関係者3人が公職を罷免(ひめん)されたばかり。29日に全人代の代表資格を取り消されたのは、丁来杭元空軍司令官ら計9人。うち5人をロケット軍の関係者が占め、7月末までに同軍司令官を解任された李玉超氏やその前任の周亜寧氏のほか、同軍副司令官経験者2人などが含まれていた。ほかの3人は軍の調達部門である装備発展部の幹部経験者だった。

 一方、27日には国政への助言機関である全国政治協商会議が、軍需・宇宙関連の国営企業出身の委員3人を解任。中国メディアによると、北京市人民代表大会も11月にロケット軍少将の代表資格を取り消した。
   *    *    *
こうした中国における報道が示しているのは、すでに我々がこのブログで書いてきた軍内部の不正が事実であることを示している。中国政府がロシアに送った最新の対地攻撃ミサイルが飛距離が短く、命中精度も悪いことから、ロシア政府から中国政府に抗議が行われ、軍内部の兵器開発部を中心とする党中央への嘘の報告が明らかとなり、軍需企業を巻き込んだ大規模な不正が発覚したことが事実であったことが明らかとなった。

中国人民解放軍の新兵器開発部門が開発した新兵器の多くが公表された性能を満たしていないにも関わらず、性能をいつわり兵器配備を進めた結果、習近平の台湾の武力解放計画そのものが見直しを迫られることとなった。公職を罷免された9人の軍幹部の内5人がロケット軍の関係者であること、また軍需・宇宙関連の国営企業出身の委員3人が解任されていることから、中国海軍の米機動部隊の接近拒否戦略の中心を占めている2000基の中距離対艦高速ミサイルそのものが、実際には公表された命中精度と飛距離を有しない可能性が高くなった。

中国政府が台湾の総統選に異常に介入しているのは、こうした中国軍の最新兵器の性能面の劣悪な現状が反映したものと見ることができる。つまり中国軍の最新兵器の多くが公表された性能を有せず、したがって「張子の虎」であることから習近平はその「戦狼外交」を修正せざるをえないとみられる。

中国人民解放軍将兵は出世しようとすると、上官にワイロを渡さねばならないことは広く知られている。こうした官僚主義の弊害は軍内部だけの事ではない。中国の経済指標は多くが水増しされている。だから輸入も輸出も二ケタのマイナスなのに、経済成長が5%を超えることになる。中国の官僚たちの合言葉は「我々には統計(データ)という最後の手段がある」というのは名目上の経済目標達成が、彼らの保身の手段となっていることを示しているのである。

新工業都市建設が目標となれば、需要など無視して、競争で新工業都市を建設建設する。しかし社会主義的自給自足経済で、資本蓄積もない社会で工場用地が売れるわけもない。発展するのは国有地の払い下げを受けられる幹部の身内の不動産業だけとなる。マンション建設が競争の様になり、結果は人口の2倍の30億人分のマンションが建設されるか、建設中なのである。つまり中国経済の内需は人口ほどには大きくはないのである。

特に経済面で重要なことは価値法則が貫徹しない社会において、習近平が自由放任の経済政策を取ったことは重大な間違いであった。資本主義においても投資は需要を見込んで行うのである。社会主義的な自給自足経済で自由放任の経済政策など成立するわけがない。こうして嘘の報告、でたらめな経済指標で虚飾まみれの超大国が生まれ、習近平という個人独裁のファシスト政権が生まれたのである。

習近平の中国に取ってさらに深刻なのは、経済に明るい李克強が暗殺されたことだ。習近平の一面思考では現在の経済危機を脱出することは難しい。軍の新兵器開発部門の腐敗が明らかになったので、習近平は戦狼外交を修正せざるを得ない、中国の外への軍事侵攻の前に、政変が起きる可能性が高くなったと見た方がいい。政変が起きなければ中国の動乱が避けられないであろう。
#中国軍の腐敗
スポンサーサイト



コメント

中国経済が世界経済の不安材料!

 中国のGDPは30%~40%は水増しと言われています。
  それでも習近平は強軍路線を突き進むと思う。
   一強体制を固めたので、習近平の強気が続くのではないですか?
    問題は経済ですね。習近平は経済に無知ですからより深刻化すると思う。
   
 

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治