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習近平の一面思考の誤りの具体例

鄧小平が経済成長を加速するために中国の特色ある社会主義として「市場経済化」を進めたのは、欧米の企業への生産拠点として安い労働力を武器に場所貸し経済を始め,外貨を稼ぐことであった。その後の江沢民政権も胡錦濤政権もその改革開放政策を堅持した。

習近平政権の誤りは、外需と内需の拡大を進める「双循環政策」を掲げるとともに、中国国内での完全な自由放任の経済政策を進めたことである。もともと価値法則が貫徹しない社会で自由放任の経済が成り立つわけがない。官僚主義が自由放任の政策を行うと、とんでもない需要と供給のバランスの崩壊が起きるのである。中国国内で私企業を認めるということは搾取を認めることであり、そのことは中国社会に自然発生的に強欲なブルジョア思想がたくさん発生することである。これは当然のことである。

習近平の、香港における議会の反対派一掃は、階級間の利害調整の機能を放棄することであり、階級矛盾は深く潜航することになる愚策なのである。自分で市場経済化を進めておいて、官僚独裁を強化すれば資本主義経済が発展するわけがない。「矛盾があるから発展がある」という毛沢東の実践的認識論さえ習近平は理解していないのである。階級矛盾は利害調整するか、もしくは闘争で解決する以外にない。ゆえに毛沢東は労働者にスト権を憲法で保障していたのである。

この資本主義の強欲な思想のまん延を西側先進国のスパイの画策と誤認すれば、スパイ防止法で西側営業マンを次々逮捕することになる。一方で先進国企業を誘致しながら、他方でスパイ罪で外国企業の社員を逮捕するという、およそ理解できないバカげた政策が実行されるようになる。結果、外国企業は海外に移転することになる。

科学技術の遅れている中国で西側企業がスパイする必要もない。必要な写真は偵察衛星ですべて把握しているのに、西側の人間が観光気分でカメラを構えると中国人官憲の目には、すべてがスパイに映るのである。

武漢から始まったコロナ感染症の全世界への広がりは、独裁者の習近平の目には独裁体制を正当化する格好の材料として映るのである。彼はゼロコロナ政策で都市封鎖を行ったのは、独裁体制の正しさを全世界に示したかったのである。何処の国も経済を考慮すれば都市封鎖政策は取れなかった。ゆえに、これも習近平の一面思考の誤りの例であった。中国で成長しつつあった民族資本は多くがゼロコロナ政策の都市封鎖で破たんに追い込まれることになった。こうして失業率21%といわれる現在の大不況を招くことになった。

私営企業である大手建設会社が江沢民派の資金源であるという理由で、習近平は建設会社への資金供給を停止した。もちろん需要を無視した過剰な供給のマンション建設を阻止する意味もあったのであろうが、建設業界の打撃は深刻で巨額の負債を抱えたまま倒産させることもできなくなっている。習近平は自分が許可した自由放任の経済政策の結果、人口15億の中国で30億人分のマンション建設をしてしまったことへの反省はみじんもない。一面思考の独裁者ほど、その被害は巨大なものになるという実例である。

経済が大不況になるや、習近平は人民への人気取の政策を進める。それが習近平の「共同富裕」のスローガンである。これで自分への支持率は上がっても、金持ちが富の再分配で自分の資産が奪われると思い、資産の国外への流失が大規模に起きることとなった。中国人が今、日本で不動産を買いあさっているのは、資産の保全が目的なのである。

習近平の単純な一面思考の政策は、次々深刻な問題を引き起こすことになる。習近平は現象と本質は違うことも理解せず、現象への対策を繰り返すのである。これが、すべてが即時的な個人独裁の結果生じていることであり、この行き着く先は、国営企業の軍需産業化であり、大中華民族主義の学習運動であり、強国路線と「戦狼外交」と表現される砲艦外交なのである。中国経済の破たんは避けられず、やがて内的矛盾は外的矛盾に転化され、軍事的暴走が起きることは避けられそうもない。

習近平ファシスト政権の愚策が酷いので、軍事的暴走の前に打倒される可能性もあるが、そうならない可能性も大きいので、アジア各国は侵攻への備えを急いだ方がいい。
#習近平ファシスト政権
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コメント

確かに!

 ホント一面思考ですね。
  習近平はいつも現象の解決策だからそうなるのですね。
   それだけに危険だというのもわかります。
    しかしあの一面思考でよく主席になれましたね、不思議です。

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