fc2ブログ

独裁者習近平に合理的思考を期待してはいけない

報道によると、香港の区議会(地方議会)選が今月10日に行われ、焦点だった直接投票枠の投票率は27.5%と過去最低に終わった。選挙制度の変更で、民主党など民主派政党は一人も立候補できず、選挙は十分な信任を得られなかった形だ。中国の統一圧力にさらされる台湾のメディアは選挙について、民主派が排除されたことを厳しく批判した。一方で、中国系メディアは「新たな成功例だ」と喧伝(けんでん)している。(産経新聞) 
   *    *    *
本来議会は階級間の利害の調整の場であり、反対派を体制に取り込む手法である。ところが独裁者の習近平の思考は、反対派を排除することが成功だと思考するのである。鄧小平が「一国二制度」を導入したのは、香港の華僑資本や台湾資本を中国経済に取り込むことが経済的目的であった。中国内陸部の市場経済化の障害は、社会主義的自給自足経済であり、資本蓄積ができていない中国経済の市場経済化は、香港や台湾の資本を活用するほかないからである。

一面思考の習近平は経済を理解しておらず、経済政策ですら独裁的手法が通じると考えている。習近平が、鄧小平の「一国二制度」を否定したために、資本蓄積のない中国経済は破綻に直面し、中華大民族主義の習近平が台湾統一を成し遂げるには軍事的手段しかなくなったといえる。習近平は台湾の総統選に買収という手段で介入しているが、香港における民主化運動への弾圧を見てきた台湾人民が、中国の独裁支配を受け入れるわけがない。

一面思考の習近平は、官僚独裁を「反腐敗」を口実に反対派を粛清し、個人独裁を確立してきたために全人民所有制には手を付けるわけにはいかない。つまり建前は全人民の財産(実際は官僚の権益)である国営企業の払い下げや株式化による民営化をやるわけにはいかない。当然市場経済化は行詰まるとになる。

つまり中国において公共事業で需要を作り出してもそれが無駄な投資で終わり、地方政府の財政が破たんするだけなのだ。人口15億人の中国で、マンションを30億人分建設したのであるから売れるはずもなかった。習近平は、鄧小平が「一国二制度」で香港資本や台湾資本を活用しようとした経済的意味すら理解していなかったのである。

中国人民は現在は耐乏生活で耐えているが、習近平が中国経済を立て直す経済政策を見出していない以上、やがて内的矛盾は激化し、習近平は権力を維持するために外への軍事侵攻に乗り出すことは避けられないと見られている。

歴史が教えているのは独裁者の特徴は全て一面思考であり、独裁者に相対的で合理的な認識を期待してはいけないのである。以下はその例である。

新聞報道によれば{東京電力福島第1原発処理水の海洋放出が開始されたのを受け、中国政府が日本産水産物の輸入を全面的に停止してから24日で4カ月となる。中国漁船は処理水放出開始後も福島や北海道沖の北太平洋でサバなどの漁を続けており、同じ海域で漁をする日本漁船の「日本産」は禁輸しつつ、「中国産」は国内で流通させるという矛盾した状況を生んでいる。}(産経新聞)
独裁者の思考は一面思考なので、もとより相手国の合理的考えなどは考慮してはいないのである。

現在中国経済の落ち込みは40%を超えると言われている。とりわけ建設業界の不況で、国営企業の鉄鋼や造船部門は軍需生産でしのいでいる。アメリカ企業7万5000社、日本企業2万5000社が中国を生産拠点にしているのは、権力的に安い労働力を保障されているからだ。この場所貸し経済は、合弁企業方式なので中国政府は莫大な外貨を稼いでいるが、その金は「一帯一路」でアフリカ・アジアなどへの投資に回したが、これが多くは焦げ付いている。現在はおもに自国の兵器生産に回している。

バイデン米大統領は22日、2024会計年度(23年10月~24年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法案に署名し、同法は成立した。総額は約8860億ドル(約126兆円)で、議会を14日に通過していた。バイデン氏は署名後に声明を発表し、「将来の紛争を抑止するために必要な軍備」の構築を進める考えを示している。

しかし、アメリカの覇権国としての相対的な戦争抑止力は衰退しており、それはウクライナ戦争やパレスチナ戦争を見れば明らかだ。アメリカが習近平ファシスト政権の暴走を抑止できるとは限らない。一面思考の習近平の思考はアメリカの合理的思考を超えていると思った方がいい。

台湾・日本・そしてアジア諸国は中国の軍事侵攻への備えを急ぐべきで、備えがなければ甚大な被害を受けることになる。独裁者の一面思考の前に平和憲法を維持し、防衛力の増強に反対することは狂気の沙汰であり、軍事的備えだけがファシスト政権の侵攻を思いとどまらせることができるのである。外交的には反ファシズム統一戦線の構築を準備しなければならない。
#習近平ファシスト政権
スポンサーサイト



コメント

習近平の危険は大中華民族主義

 大中華民族主義の習近平思想の学習運動は軍国主義の思想であり、
  非常に危険でブレーキがかからなくなる可能性がありますね。
   習近平の一面思考は確かに当たっています。
    共産党の平和憲法も一面思考の観念論ですね。
     ファシスト政権を軽視してチェンバレンの誤りは避けるべきです。
      日本企業は早めに撤退したほうがいいと思います。    

習近平は孤立している

改革解放で成果を自賛しているが中身はボロボロです。成果と言えるのは何もありません。全て彼の失敗です。自由放任の経済にしても、自由と民主がないから市場経済が機能するわけがないのです。まるで昔の日本軍国主義のように暴走するのでは?非常に危険です。7603

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治