fc2ブログ

官僚国家の無計画性も中国経済破綻の原因!

新聞報道によると中国政府の統計担当の元幹部が「不動産は供給過剰で、空き家は30億人分あるとの推計もある。14億人では住みきれない」 9月の国内での討論会でそんな衝撃的な発言をして注目を集めた。
中国では不動産大手が次々と経営危機に陥っている。要因の一つが地方での過剰開発だ。中国では各地で建設中の巨大マンション群が完成しないまま廃墟(中国語では新鬼城)となっている例が数多くある。売れる見込みもないのに競争のようにマンション群を建設する地方官僚の需要無視の実績つくりの計画の結果である。地方政府の財政危機は政府職員の給与も払えないほど深刻化している。

報道によると、中国の富裕層が今年、数千億ドル(数十兆円)規模の資産を海外に移転させている。米紙ニューヨーク・タイムズは11月下旬、こう報じた。中国人富裕層は日本で高級マンションの物件を相次いで購入したり、海外の貯蓄型保険商品を購入したりと、資産移転の形態は様々ある。背景には自国の不動産不況や、習近平指導部の「共同富裕」の政策で富の再分配目的の収奪を怖れて、資産を海外に移転させているのである。

中国人富裕層は当局の規制をかいくぐる形で、金の延べ棒や、換金した外貨を航空機内の手荷物の中に忍ばせまた、香港で銀行口座を開設し、海外の貯蓄型保険商品を購入するため送金も行うという。ニューヨーク・タイムズ紙によると、香港・九龍半島の銀行前では、開店1時間半前の7時半から、本土から来た中国人の長い行列があった。富裕層や中国民間企業が今年、海外に毎月持ち出している額は推定500億ドル(約7兆3500億円)に上るという。日本で中国人が北海道など各地で土地や山、東京で億ションを買いあさっているのはこの影響である。

習近平の人気取りの「共同富裕」の政策が、国内から資金の流出を招いているのである。中国経済は独裁下で賃金を安く据え置くことができる。だからたやすく輸出企業は勝ち組になれる。しかし反面内陸部を見ると社会主義的自給自足経済なので人口の割に需要は小さいのである。それを考慮せずにマンションや工業団地を建設しても、資本蓄積もなく、購買力も低い地方では売れるはずもなかった。中国のマンションでは入居者が3割もいないところが多くある。また建設が途中で放棄されたマンション群が多くある。

中国の国営企業は多くが鉄鋼・造船など重工業である。これらの産業が不動産不況の影響を受けて危機になり、やむなく習近平は「強国路線」で大軍需生産へ舵を切っている。中国政府の「戦狼外交」と表現される権威主義的外交は、自国の経済的な軍需産業化の政治的反映と見るべきである。

いくら市場経済化を進めるといっても所有制の矛盾があり、国営企業が多く、官僚の競争もあるので、計画性を放棄しては巨大な無駄が生じ、投下した資本は廃墟となり、庶民が購入した債権は紙切れとなる。中国の経済危機はその多くが習近平の政策的失敗から生じている。

習近平政権が国内に資本の投下場所がないので「一帯一路」の政策でアジア・アフリカで開発計画を進めても、ここでも私的所有制や需要や市場を考慮しないので開発計画の多くが失敗している。習近平政権は現在の経済危機の脱出の方法さえ見出していないように見える。中国国内は独裁強化で自由と民主がないのに、グローバル経済の維持を主張しているのは唯一商品輸出だけは維持したいのである。

中国政府がTPPへの加入を申請しているのも独裁的権力で賃金を低く抑えられる中国は競争力がある。、そもそも輸出競争力において公平性がない。このような国をTPPに加入させると中国企業の一人勝ちになる。さりとて自由と民主を進めれば中国の一党支配は崩壊する。どう見ても習近平には経済危機の出口が見当たらないのである。習近平が経済危機の反映で政治危機が深まれば、内的矛盾を外的矛盾に転換する可能性は高いのである。アジア各国は戦争への備えを急がねばならない。
#習近平政権 #中国経済危機
スポンサーサイト



コメント

中国は深刻ですね

 アジアが混乱するのは避けられないのでは?習近平政権は本当に危ういと思います。混乱は避けられないのでは?

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

SEO対策:政治