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ウォール街がオバマと密約を結んだ!

共和党の大統領候補選びが混迷している中で、ウォール街がオバマと密約を結んだという選択4月号の記事が目を引いた。
これが事実ならオバマは大統領再選戦略として看板だった「金融規制改革」を放棄したことになる。

記事によると、今年2月の一般教書演説ではキャピタルゲイン課税を強化することや高額所得者への増税を打ち出したが、(これはウォール街への揺さぶりであったようで)その裏で側近を使い金融街に「2期目は敵対しない」「大統領は決してウォール街を悪者扱いしない」と密約していたというのである。

そこにはオバマ陣営が再選の選挙資金を確保する狙いがある。オバマ政権から金融政策を支えたブレーンが次々去り、これ以上金融改革を進められない状況も反映している。つまりアメリカ金融資本がオバマを囲い込んだと見るべきだろう。

つまり共和党が茶会など保守派の台頭で大統領候補選びが混迷している中で、オバマの再選の可能性が強まったことでウォール街がオバマ囲い込みに乗り出し、両者の間で「共存共栄」の密約がなったということである。

共和党が大統領候補を早く一本化しないとオバマ再選の可能性が強まったことは間違いないようだ。オバマ再選は戦略転換が継続することであり、アメリカの軍事費大幅削減による「息継ぎの和平」、内向きの政策が変わらないことを示している。
つまり世界の多極化は避けられないのである。

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テーマ : オバマ大統領・政権 - ジャンル : 政治・経済

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