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ウクライナ現政権は戦争を継続できるかの正念場

アメリカ国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は8日、ホワイトハウスでの記者会見で、ロシアの侵攻を受けるウクライナの自衛を支援するためにアメリカ政府が確保した予算のうち、96%を使い果たした、と明らかにした。

カービー戦略広報担当調整官によると、昨年2月にロシアの侵攻が始まって以来、アメリカがウクライナに提供した支援金は、経済、人道、軍事など様々なものをあわせて600億ドル(約9兆円)を超える。このうちの96%をすでに使い果たしており、米軍の在庫から提供した兵器を補充する資金も残りが約11億ドルにまで減っているという。先にアメリカ議会で軍事支援の予算が認められたが、この予算はイスラエル向けであり、ウクライナへの支援は含まれていなかった。ウクライナ向け支援には共和党内の一部に強い反対がある。

報道によると、ウクライナが申請している欧州連合(EU)への加盟について、EUの行政を担う欧州委員会が8日に、交渉開始を勧告する見通しが強まっている。パレスチナ情勢の緊迫でウクライナへの関心が低下するなか、EUとウクライナの結束を再確認する狙いだが、直ちに交渉が始まる確約はない。EUは昨年6月、汚職撲滅や司法改革などを条件に、ウクライナを「加盟候補国」として承認したが、ウクライナの現ジェレンスキー政権の腐敗が酷いこと、さらには援助疲れもあり、ウクライナのEU加盟は難しい。

ジェレンスキー政権がアメリカの対ロシア挑発に乗せられて、ロシアを疲弊させるための代理戦争の「捨て駒」にされたことが日々明らかになりつつあり、アメリカの軍事支援が途切れては、ウクライナは戦争を継続できず、ジェレンスキー極右政権は窮地に陥りつつある。

ロシアとウクライナの戦争は双方とも経済的に疲弊しており、とりわけ欧州は物価高騰の中で援助疲れが出ており、停戦交渉の声が欧州で高まっていることもあってジェレンスキー政権は危機感を高めている。アメリカは来年の大統領選を前に、ウクライナとイスラエルの二つの戦争への支援がバイデン再選の重荷となりつつある。大統領選の資金面ではユダヤロービへの配慮がいるのだが、反面これまでバイデン支持であったアラブ系アメリカ人の支持を失う結果になる。バイデンの再選戦略が崩れ始めている。

二つの戦争への巨額の支援がアメリカ国民の中に、トランプの「アメリカ第一主義」への共感を広げる可能性がある。バイデンがウクライナを見捨てるかが注目される局面である。ウクライナは対面を保持できる和平案を模索しているが、領土を失う和平はできそうもない。ジェレンスキー政権が退陣すれば、朝鮮半島型停戦ができるかもしれない。
#ウクライナ戦争
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