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病院空爆で国際世論の流れが変わった!


イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの病院で17日、大規模な爆発があり、多数の死傷者が発生した。ロイター通信はパレスチナ保健当局の話として、イスラエル軍が病院を空爆し、約500人が死亡したと伝えた。18日に中東を訪問する予定のバイデン米大統領はヨルダン訪問を急きょ中止した。病院空爆でパレスチナ自治政府やヨルダン政府首脳との会談が出来なくなったからである。

中東各国はイスラエルに対する強い非難を行い、、抗議デモも起きた。サウジアラビア外務省は声明でイスラエルを名指ししたうえで「凶悪な犯罪だ」と断じた。エジプトのシシ大統領も「最も強い言葉で非難する」と述べた。
トルコのエルドアン大統領は「イスラエルによる人間的価値を欠く攻撃の最新事例だ」とX(旧ツイッター)に投稿した。イスタンブールのイスラエル総領事館前には抗議する市民が深夜に集まり騒然とした。イスラエルメディアによると、イスラエルは自国民にトルコからの退避を促した。

イスラエルのガザ攻撃を支持していた欧米各国はガザの深刻な人道危機への責任がある。今回のハマスのイスラエル攻撃は歴史的経緯から見なければならず、ハマスのテロとして問題を見ることは間違いである。

欧州連合(EU)のミシェル大統領は多数の死者が出たとの報道を受け「民間施設への攻撃は国際法に違反する」と強調した。EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表はX(旧ツイッター)で病院への攻撃を「犯罪」と断言した。「この犯罪に対する責任は明確に立証され、加害者は責任を負わなければならない」と強い言葉で非難した。

この問題の根幹はパレスチナの民族の自決権を否定するユダヤ国家建国運動が、実はアラブとユダヤを闘わせて支配する欧米の帝国主義的手法であり、その結果としてパレスチナ人民が高い塀の中に幽閉され、民族自決権と人権を侵害されてきたということであり、イスラエルはパレスチナ抵抗運動を利用して次々領土の拡大を行ってきた。ゴラン高原や西岸やガザをたびたび攻撃・占領支配し、入植地を拡大してきたのである。

アメリカのバイデン大統領は、イランなどの反米勢力が戦争に参戦することを怖れて、ガザに人道回廊を設置することで、イスラエルのハマスせん滅戦に、他の中東諸国の参戦を阻止しようと画策した。ところがイスラエルがガザの病院を攻撃し、500人を殺したたことで、テロを口実にしたイスラエルのガザ空爆が、実は国際法違反であることを世界中に明らかにすることになった。

今後イスラエルが、ハマスのせん滅戦を行うとしてガザへ侵攻した場合、双方が憎しみを増しており、市街戦・肉弾戦で大虐殺が起きることは必然で、しかもパレスチナ人民の戦争の巻き添えが増えれば増えるほど、イスラエルは国際的に孤立する。しかもそれはパレスチナ・アラブ側の憎しみを拡大再生産し、抵抗組織ハマスの後継者を多数造ることであり、決してハマスの殲滅にはつながらないのである。

ガザの病院を空爆したことでイスラエルの現政権が危機に直面することになった。イスラエルは、ハマスの攻撃を阻止できないばかりか、反撃もできないことになれば、政権が持たない。しかも攻撃を強行すれば全世界の批判を受けかねない。イスラエルの極右政権は侵攻も、撤退もできにくくなり、危機に直面している。戦争の拡大か、阻止か、世界の火薬庫中東情勢は、転換点を迎えることになった。
#ガザ空爆
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コメント

戦争の拡大はやめるべき

 イスラエルは反撃すると思う。
  そうしないとネタニヤフは持たない。
   しかし侵攻したら、戦争が拡大する可能性もある。
    バイデン大統領は来年選挙があるので戦争の拡大は避けたいのでは?

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